苦くも暖かき
思い返せば21年前、晴天で行われたダービーもこの目で観ていた。鮮やかに涼やかにゴールを駆け抜けたトウカイテイオーから遅れること9馬身、シャコーグレイドの鞍上では若き日の蛯名正義が鞭を振るっていた。
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思い返せば21年前、晴天で行われたダービーもこの目で観ていた。鮮やかに涼やかにゴールを駆け抜けたトウカイテイオーから遅れること9馬身、シャコーグレイドの鞍上では若き日の蛯名正義が鞭を振るっていた。
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オルフェの天皇賞を終えて、自分の中であれこれ考えたり、TwitterのTL上で断片的に呟いてたことなんかを、ざくっと文章にしておこう。
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Bertoliniは現役時の重賞勝ちが2歳時のジュライS(G3)のみだから、ゴドルフィンの一員としては傑出していたわけでもない。しかしミドルパークやナンソープなどのG1でも2着を3回記録したスピードに加え、名牝Courtly Deeを祖母に持つ血統背景が、種牡馬入りの後押しになったのだろう。
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日本ダービーというレースは途方も無い磁力を放ち続けているのと同時に、少しばかり気まぐれなところがある。上田清次郎、メジロ牧場、岡田繁幸らのビッグネームが足掻きながらも届かないその名誉は、ディープスカイやロジユニヴァースの馬主に対してはいささか唐突に届けられた。
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BodemeisterやGemologisntらの新勢力が現れる一方、本番で有力視されていたUnion RagsやHansenが前哨戦を取りこぼしたことで、今年のケンタッキーダービー路線は俄に混戦模様を呈してきている。
そのHansenが負けたブルーグラスSでは、尾の色を巡る場外戦があったようだ。
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そもそも疾患として捉えるべきかというクリティカルな疑念を含め、その定義や診断基準にもさまざま議論があるとはいえ、アスペルガー症候群というフレームを通して見ると腑に落ちることが多いのも事実だったりする。
昨年、某有名私大を卒業して入社してきた新人Sはそんな典型だった。
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追う者には勢いと野望が宿り、その矢面に立つ王者は失うものの大きさとも戦わなければならない。ボクシングなどで頻繁に言われるように、タイトルは獲るよりも守る方がずっと難しいのが勝負事の条理の一つではある。
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三寒四温とはよく言ったもので、本来はもう少し早い時期の気候を表す言葉だろうが、今年はなかなか春らしい春がやってこない。そうしたじれったい季節の移ろいもまあ悪いものではなく、今はまだ緑のシャクナゲが、花を咲かせる姿を想像しつつ歩くのも楽しいものだ。
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あの3コーナーでの出来事は、おそらく観る者の立ち位置や競馬観によって千差万別の感情と解釈とを生み出したように思う。オルフェーヴルの無事を安堵するファンがいれば、騎手と陣営の戦術眼を批判する意見があり、スリリングなレースで楽しかったと笑みを浮かべる者もいた。
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さて、小川敏夫氏である。
まあ自分は競馬ファンの中でも「大臣が競走馬のオーナーだった」ではなく「あのイタリアンカラーの馬主が大臣になった」という認識の世代なので、今回のアレは奇妙な感慨みたいなものがあったりした。
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