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キリル文字と併せ馬

以前、2頭のロシア産馬が輸入されたというニュースがあり、父系馬鹿さんの調査結果などリスペクトを持って読ませていただいた。それ以後、自分にとって謎だらけのロシア競馬に興味を持ち、ぽつぽつと調べたりしてきた。

そこで、ダービーにあたると思われるレースの成績を調べていたところ、ちょっとした疑問に突き当たった。

問題は2000年の結果。

Thoroughbred Bloodlines によれば、勝ち馬は父がHalo系のアメリカ産馬Triple buckのArtikul という馬である。

ところがあるサイトでは、1着は父がArtのArkanzasとされており、またそれとは別にArkansas(父Art)という表記で勝ち馬として掲げられている資料もあった。こちらが正しいとすれば、父Artを通じRelicに遡る父系である。ロシアとはいえ、この父系からダービー馬というのはちょっと心くすぐられるのだが・・

デルマには双方とも登録がなく、結局、自分の非力な語学力と調査力では、どちらが正しいのか最終結論が出ていない。キリル文字と格闘しながら、もう少し調べてみたい。

*すでにこのネタ、どこかで既出だったら失礼。

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馬*血統」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。

ネットを巡って得た情報から想像すると、もともとロシアダービーに相当するレースはモスクワ競馬場で行われてたんですが、1991年に同競馬場が閉鎖されたためにピャチゴルスク競馬場で開催されるようになった。ところがモスクワ競馬場は2000年に再開。この年モスクワ競馬場でもピャチゴルスク競馬場でもロシアダービーに相当するレースを行った。で、モスクワでのレースの勝ち馬がArkanzas、ピャチゴルスクでの勝ち馬がArtikulで、どちらを正統のロシアダービーととるかで解釈が分かれている。

と、こんなところではないかと思われます。そのように書いてある記事を見たわけではないのであくまで個人的な想像に過ぎませんが。2001年からはモスクワ競馬場一本で行われているようで、多くのサイトはArkanzasを2000年のロシアダービー馬としていますね。ただ、こういう事情だとどちらが正しいのかという判断がつきかねるところですが。

投稿: organa_jpn | 2007年10月 6日 (土) 12時11分

organaさん、ありがとうございます。
何度か施行競馬場が変わったりしていたので、気にしてませんでした。そういう事情だったんですね、さすがです。

Pyatigorskって、よく言えば自然に囲まれた温泉リゾートですが、人口15万人ほどのコーカサスの田舎町なんですね。かなりのローカル競馬場ではないかなと想像されます。


投稿: りろんち | 2007年10月 6日 (土) 19時32分

このサイト、今頃存在に気がつきました。
血統ファンにはとても興味津々。
Pyatigorsk なんて聞くと、20世紀前半を代表する名チェリストのグレゴール・ピアティゴルスキー(ウクライナ系米国人)を思い出します。なつかしいなあ・・・。

投稿: タングルウッド | 2008年1月18日 (金) 16時20分

タングルウッドさん、はじめまして。

素人のつぶやき程度のブログなのでアレですが、よければまた遊びに来てください。

その方面に疎いものでピアティゴルスキーのことは知らないのですが、やはりあのあたりの出身なんですか?

投稿: りろんち | 2008年1月19日 (土) 11時22分

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