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もしも日本に来ていたら

コース適性と脚質からマツリダの連下は考えていたが、まさか勝つまでとは。もしもフサイチパンドラが出走し先行したら、レース展開はかわっただろうか・・そんな有馬記念で幕を閉じた2007年の中央競馬、去る馬あればデビューする新馬ありというわけで、今週も7鞍の新馬戦が組まれていた。

 

土曜日阪神7R(芝1800)を勝ったのは人気薄のFusaichi Pegasus産駒*パリスエトランゼル。BMSがCarson Cityなので、Mr Prospectorの2×3という強いインブリードを持つ牝馬である。

単純に考えればスピードが強調されそうなイメージだが、寡聞にしてこの近交を持つ活躍馬を知らないので実際はどういった傾向や特徴が現れるのかわからない。今後増えてくるパターンではあろうからちょっと注意してみたいところ。
*パリスエトランゼルは社台レースホースで募集価格2000万円、半兄のRare Friendsはカナダで2歳牡馬チャンピオンになっている。

同じく土曜中山4R(ダ1200)では、*ハイエモーションが9馬身差で圧勝した。この馬もMr Prospector父系だが父Songandaprayerがミスプロから4世代目、つまり*ハイエモーションや同じ父の*サープラスシンガーの5代血統表ではMr Prospectorが右上端になる。

4代父FappianoはMr Prospectorの2世代目、3代父Unbridled → Unbridled's song → Songandaprayerは、それぞれの初年度産駒である。多くの枝を伸ばすミスプロの中でも、おそらく世代更新が最も早いのではないだろうか。

Songandaprayerは1998年生まれで、2歳時にファウンテンオブユースS-G1を勝った。フロリダで種牡馬入りし2年目からはケンタッキーに移動、毎年100頭を超える牝馬を集める人気になっている。

代を経て欧州血脈が入り、Unbridled's songあたりの血統はややボヤけた印象だが、米血な母と配合されて速さに回帰したという感じ。日本に輸入された産駒4頭はみな勝ち上がり、8勝は全て1400M以下という今後注目すべきスピード種牡馬である。

Unbridled's songはデビュー前にロイヤルファームの藤田浩氏に140万ドルで購買されたが、左前脚に骨片が発見されて売主に戻ることになり、後にアメリカのメディアで「buy-back of the century(世紀の買戻し)」と表現された。もしもそのまま日本でデビューしていたらどうなっただろうか。答えのない無数の「もしも」が存在するからこそ、競馬は面白く馬券は難しい。

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