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ダノン君とミッキーさん

ダノンという冠名からして、恐らくダノックスが例のロシア産馬2頭を所有することになりそうだ。”シンコウ”安田修氏の凋落と時前後するように勃興した”新興"馬主のダノックス、これを機会にざっと馬主としての現状をおさらいしておくことにする

ダノックスは、(株)オービック社長・野田順弘氏の競走馬所有法人。オービックは青木功プロを起用したCMで知られる情報インテグレータ企業で、会計ソフト「勘定奉行」のOBCはその関連会社である。ダノックス&ダノンの語源は不詳だが、ノダを逆さにしたと邪推。

2000年のプレミア3歳トレーニングセールで若駒を購入したのが野田氏の馬主としてのスタートになり、この2頭(*ダノンキング、ダノンエース)は01年末まで、個人の名義で走っていたいた。

その後01年産(現7歳)2頭、02年産(現6歳)1頭という助走期間を経て、現5歳が8頭→現4歳13頭→現3歳12頭と、本格的な参入に至っている(1月14日時点でのJRA登録数)。

所有馬の半数近くは外国産馬で占められ、内国産はセレクトセールを中心としたセリ購買が多い。2005年のセレクトセール当歳市場ではマストビーラヴド05(ラインクラフトの半弟・父シンボリクリスエス)を2億2050万円で、ローザロバータ05(父Vindication)を1億9950万円で競り落とし、高額馬ワンツーで話題を呼んだ。
また所有馬は牡馬が多いが、意図的なものかどうかはわからない。

セリは高額まで争うことを厭わないし、マーケット的な意味でのブランドホースが多いのは確かである一方、血統面に特にこだわりがある様子はない。また預託先の調教師も藤澤・森といった大御所から小島太、佐々木晶、新鋭の小崎まで東西問わずバラエティに富んでいる。

現在のところ準オープンに在籍する*ダノンビクトリーと*ダノンムローが出世頭(2億円馬ダノンマスターズも現時点で4戦未勝利)だから、投資と期待値に比して物足りない結果に甘んじているが、まだまだこれからであろう。06年のセレクトセールでも当歳をかなり購入していて、今年の2歳馬の陣容も強力になりそうである。

ちなみに順弘氏の夫人でオービック副会長である野田みづき氏も、先週のシンザン記念で2番人気に推されたミッキーチアフルなどを所有する馬主。セールでの高額落札者にその名前を散見することができる。

ふてきさんにコメントを頂いたように、高額馬・良血馬というイメージあるダノックスとネタかとさえ思ったロシア産馬という組み合わせは正直ノーマークだった。どういった経緯で輸入され馬主が決まったのか。今後はJRAで走るのか、どの厩舎なのか。そしてどんな走りを見せてくれるのか。まだまだ疑問と興味は尽きそうにない。

夫婦で立ち上げた会計機器販売会社を東証1部上場にまで育てた野田氏は、異才の経営者としてビジネス系の雑誌やサイトにもよく登場する。社員採用のキーワードの一つは「ふまじめ人間」で、視野の広さや柔軟性を重視するという意味であるようだ。確かに常識に凝り固まっていたらFavn仔は買えないだろう、遊び心と財力の両輪があって始めて成せるワザである。欲を言えばロシアらしい馬名を付けて欲しかったが。

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