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ブンデス幻想

軽種馬登録協会の情報で輸入される繁殖牝馬の顔ぶれを眺めていると、当然に北米や欧州産が多いわけだが、12月の社台&ノーザンの輸入馬にはアルゼンチンのG2ウイナーやプエルトリコの牝馬チャンピオンなんか混ざっていて、そのしたたかさが垣間見えて面白い。

さて、そんな中にドイツ産のMandelaという牝馬がいた。どこかで見たことあるような名前だけど・・・・

 

・・と思って調べたら、カルティエ賞こそ*ディラントーマスに譲ったものの、07年WTRRランク1位で実質的な世界トップの評価を得たManduroの半姉なのだった。

Manduroは名種牡馬Monsunを父に持ち、地元ドイツでG3を勝って3歳シーズンを終える。フランスに籍を移した4歳時はG1で勝ちきれないレースを繰り返す脇役の1頭に過ぎなかったが、5歳となるとシーズン緒戦のG2勝利を皮切りにイスパーン賞(1850)→プリンスオブウェールズS(2000)→ジャックルマロワ賞(1600)と距離の異なるG1を3連勝。ダーレイに所有が移った後、距離不安も囁かれた2400のフォア賞も制すと2007年凱旋門の最右翼に挙げられたが、好事魔多し・・レース後に骨折が判明してそのまま引退となった。

Manduroの2歳上の姉となるMandelaは2000年生まれ。Monsunの父であるAcatenango産駒だから血統構成は賢弟と近い異なるが、現役時代は3歳時トライアルを制してドイツオークス本番では3着、その後フランスのポモーヌ賞(G2)でも3着に入っている。

繁殖としてこれまでWar Chant、Dynaformerと種付けされ、Mr.Greelyを受胎した状態で07年のキーンランド・ノバンバーセールに上場された。これをノーザンファームの吉田勝巳氏が140万ドルで落札した、というわけである。
(余談だが、同じセールには前回取り上げたサンデー直仔の種牡馬Austinpowerも上場され、3000ドル!で売買されている)

”イニシャルM”の牝馬とはいえ引退後はアメリカで繁殖生活を送っていたようだし、ノーザンファームにしても来春にはタキオンなりディープなりを相手に配するのだろうから、いまさら系統繁殖どうこうではない。それでもこの牝馬から生まれる産駒たちに、スタミナや底力といったイメージあるいは幻想~同じくドイツ牝系であるマンハッタンカフェのような~を期待してしまうのは、かの国の馬産にちょっとした憧憬を抱いてしまう半端な血統ファンの悪い癖、ということだろうか。

社台&ドイツといえば、一部でマニアックな人気を誇った?種牡馬*スタイヴァザントもいましたね・・

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