和カフェ飲み歩き ④茶処竹山
利根川と水戸街道が交差している地理から、江戸時代には交通の要衝として栄えた千葉県我孫子。現在は都内とを結ぶ常磐線の各駅を中心に開発が進み、ベッドタウンとして発展を続けている街である。
<茶処 竹山>は、そんな我孫子駅を南口ロータリーに出て1分も歩かないうちに見えてくる。
白を基調とした外壁が目を引く一戸建て。
店内に入るとまず茶器類や茶葉などの展示・販売スペースがあり、その奥が喫茶スペースとなっている。
非常にゆったりしたつくりになっていて、大きなガラスを通して入る陽光が明るく心地いい。
日本茶のメニューは深蒸し、京煎茶、玄米茶、ほうじ茶があり、もちろん数種類から選べる和菓子とセットにすることもできる。例のごとく深蒸し煎茶をオーダー、産地などは訊かなかったが甘みと渋みのバランスがよく非常に美味しいお茶だった。以前紹介した<楽風>と同様に湯釜が店内に設置されているので、自分のペースでおかわりが楽しめるのは非常にナイス。
和菓子の他にも和風パフェや手作りわらび餅、豆乳プリンといったオリジナルの甘味が揃っていて、スイーツを目的にしても十分楽しめると思う。
<竹山>はギャラリースペースも併せ持っていて、写真や絵画などの個展が行われたり、ちょっとしたコンサートが開かれたりもするようだ。
古民家を改築したカフェのような味わい深さや経年の佇まいこそないが、ゆったり明るく静かで、非常にホっとできるお店である。
ちなみに普段はネットや雑誌で情報を仕入れたり、同じ趣味の友人に教えてもらったりして訪ねる和カフェだが、<竹山>は仕事で我孫子に行った際にたまたま見つけた経緯がある。大して期待せず入ったらとても良かったので、帰ってさっそく調べたところ、当地で4代続く茶舗の老舗が駅前整備で店舗を造り替えた際に、ギャラリーを設けて開店したとのこと。そりゃもてなしの空気もお茶も上質なはずで。
次回はぜひ時間に余裕がある時に行き、パフェでも食べてみようと思う。
住所 : 千葉県我孫子市本町2-4-7
TEL : 047-182-1030
営業時間 : 10:00~19:00
定休日 : 水曜日、第3木曜日
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