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70年生まれの記録と記憶

種付けシーズンを目前に控えてのノボトゥルー駆け込みスタッドインなどもありつつ、ようやく2008年新種牡馬の顔ぶれも揃ったようだ。まだ先の話だが、アドムーやダイワメジャーらの社台勢に、*ファスリエフや*ストーミングホームあたりがどれだけやれるか、という構図だろうか。

北米の主な08新種牡馬のラインナップを見ての雑感などを。

 

種付け料の最高値は、Street Senseで$75,000。始めてBCジュベナイルとケンタッキーダービーの双方を制した馬の、早熟性と成長力が評価された。Machiavellian父系はどう発展するのか掴みかねるところがあったが、ダート王道路線でどこまでいけるか。
次がHard Spun($50,000)。3冠やBCでは勝ちきれなかった脇役だが、Danzigのスピードはまだまだ威光を失っていないということなのだろう。
3番目がCorinthian(メトロポリタンH-G1)とAny Given Saturday(ハスケル招待H-G1)の$40,000。前者はSpecialの牝系で、米国カラー満載の血統。後者はDistorted Humorの後継。
以下有名どころでは、Invasorが$35,000、Discreet Catが$30,000、Jazilは$12,500。

日本関連を拾うと、ハットトリックが既報どおり$15,000。ユートピアは$7,500だが、ダーレーではなくニューヨークのMCMAHON OF SARATOGA THOROUGHBREDSで供用となった経緯はよくわからないままだ。同じく$7,500でSilent Name。
こんなところか、と思っていたら最後にエーピージェット産駒のBlue Sundayという馬がいた。重賞の入着もないこの馬がなぜスタッドインしたか知らないが、ルイジアナ供用の$1,000だから、立派なマイナー種牡馬である。

以前、最も更新が早いミスプロではないかということでSongandaprayerを挙げたが、早くもその初年度産駒が種牡馬入りしている。2003年生まれのSongstarは、ビッグタイトルこそ無いが、3歳でWoody Stephens Breeders' Cup S(G2・D7F)を勝ったほか6FのG3を2勝という成績で、やはりウリはスピードだった。
供用はダーレー、種付け料はPrivateでどんな扱いなのか微妙。
この馬の産駒の5代血統表には、もはやMr Prospectorの名がないということになる。

Mr Prospectorは1970年生まれだが、本邦の競馬シーンで70年生まれというと、ハイセイコー世代である。ハイセイコーの父系が脈々と継がれて4代目、すっかりドメスティックな血統として定着・・なんてことになっていない現実に、ちょっと寂しさを感じるが、ハイセイコーは人々に刻まれた記憶の深さで、十分にミスプロに負けない名馬ではあろう。

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