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Milan Millが満開

小さな馬体ながら英ダービーや凱旋門賞を圧勝した名馬Mill Reefは種牡馬としても一定の成功を収め、日本にも*マグニテュード、*ミルジョージ、*イブンベイ、*クリエイター、*コタシャーンなど多くのサイアーが輸入されて、ミルリーフブームとも言うべき隆盛を誇った。

現在Mill Reefは父系としての勢いが世界的にも薄れつつあるが、母系に入っての存在感はまだまだ強いものがあり、先日の<フジキセキ祭り>にも一役買っていた。

Mill Reefの母はMilan Millというが、この1戦未勝利の牝馬は同時にフジキセキの4代母でもあるから、母系にMill Reefを持つ馬にフジキセキを配すれば生まれた仔はおのずとMilan Millのクロスを内包することとなる。すなわち、これが高松宮記念馬ファイングレインの配合上のキモになっている。

そして実は、相前後してG1(ドバイシーマクラシック)を勝ったSun Classiqueもまた、同じ仕掛けが効いているのだった。
フジキセキがシャトル先のオーストラリアで種付けして産まれたSun Classiqueは母父が*ラストタイクーン。*ラストタイクーンは母方にMill Reefを持つので、これまたファイングレインと同じMilan Millのクロスが出来ているというわけだ。

さらにドバイと同じ3月29日にオーストラリアのSCHWEPPES OAKS(G1)を勝ったZaritaもMillan Millクロスの持ち主だ。この馬の場合は父*ペンタイアがMill Reefを持っている。

かの週末はフジキセキ祭りでなく、Milan Mill祭りだったという方が正しいのかもしれない。

ちなみにフジキセキ×母系にMill Reefという組み合わせでは、他にナリタプレリュードがいる程度だが、今年の2歳には個人的に注目している馬がいる。このブログでも何度か取り上げた「薔薇一族」、母アルバローズに父フジキセキの牡馬サブローザがそれだ。アルバローズは平均値の高いこの母系の中で珍しく未勝利に終った”落ちこぼれ”なのだが、一躍脚光を浴びたこのMilan Millクロスの魔力に導かれて、一族初のG1馬となったりしたら面白い。

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