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2008年5月

爺ちゃんの夢は叶うのか?

「現時点で私の理想に最も近い馬」
「すごい馬です。朝日杯を楽勝したら欧州に運ぶつもりです」
これはマイネルエクソンの募集時に、マイネル軍団の”総帥”岡田繁幸氏が添えたコメントである。

キングハイセイコー産駒のマイネルエナジーを英ダービーに登録したり、インパーフェクトでも欧州を意識したコメントを出したり。今年も09年の英ダービーに4頭を登録したというニュースが流れていた。

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KRAのお買い物

7月に行われるセレクトセールの上場予定馬が発表された。
例年のごとく良血馬揃いだが、特に今年はディープインパクトの当歳が38頭も登場するということで、話題性とともにセリ値も過熱していくに違いなかろう。

さて、当歳セレクトセールが「夢を買う」セリだとすれば、さしずめ2歳トレーニングセールは「現実を買う」場だ。

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雛罌粟オークス

あいにくの曇天となった第69回のオークス、勝ったのはトールポピー。
同じ雛罌粟(ひなげし)を意味する2頭(ポピー=英語・アマポーラ=スペイン語)が明暗を分けるという結果になった。

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シーイズアゲイン

土曜日のテレビ愛知オープンで、注目していたニシノプライドは着外に敗れた。距離こそ違うが、自分のレースができないと脆いところはセイウンスカイ的な感じでもある。

勝ったトウショウカレッジは、ウオッカやシスタートウショウの近親にあたる。このエントリで取り上げたシンガートウショウも、同じ牝系だ。

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拡張子はjpg

ドバイ・デューティフリー(G1)でウオッカやDarjinaを破ったJay Pegが、転戦したシンガポール国際(G1)でも見事勝利した。直線半ばで先頭に立つと、後続の追い上げを凌ぎ切るというしぶといレースぶりだった。

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競馬主義を再び

何年かぶりに『パーフェクト種牡馬辞典(自由国民社)』の最新版を購入した。

かつては毎週の競馬ブックに毎月の優駿を基本として、さまざまな競馬雑誌やムックなどを買い集めていた時期もあったが、今は定期的に購読する馬本はほとんどなくなってしまった。生活が変化し一時のカルト的な熱中が醒めたこともあるが、ネットを中心としてデータベースへのアクセスがあまりに容易になったことも主因である。

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夏のほうじ茶

奈良旅行のお土産に、ほうじ茶をもらった。

ほうじ茶は緑茶の茶葉を炒って作られるお茶で、一般的には玉露や煎茶などよりも安価な庶民的なお茶として親しまれている。

私の実家では、暑い季節になるとほうじ茶を冷やしたものを常飲していた。
だから子供のころの夏の思い出の味というと、麦茶でもカルピスでもなく、冷たく香ばしいほうじ茶なのだ。

湯温なり茶葉の量なりをきちんと計って淹れる緑茶は美味しいが、ほうじ茶はそんな細かいことを気にせず熱湯でたっぷりと淹れられるのがうれしい。緑茶ブームの立役者?であるタンニンは壊れてしまうそうだが、カフェインも少量のために体にはやさしい。

今年もまた猛暑になるのだろうか。久々に冷ほうじ茶で暑さを乗り切ってみようか。

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サドラー院政

大物種牡馬の引退報が相次いで報じられた。
ヨーロッパに君臨した巨星Sadler's Wellsと、アメリカのスーパーサイアーStorm Catである。
両者は産駒に伝える特徴こそ違えど、日本において直仔がついにG1を獲れなかったという点は共通している。

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千万人といえども吾往かん

「大外でもいい、賞金も要らないから出走させてほしい」

外国産馬の出走レースが限られていた時代、マルゼンスキーの中野渡騎手がダービー前に吐露した有名な台詞である。

それから時は流れ、外国産馬は条件付ながらほとんどのレースに出走が可能となり、また海外所属馬にも多くの重賞が開放さるに至った。

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ヴェンゲル続報

偉大なる*エルコンドルパサーの半弟という血統背景で種牡馬となった*ナイスベンゲル。

昨年末にレックスを退厩し白馬牧場に移動していたのは既報のとおりだが、どうやら種牡馬を続けられるようだ。

とは言っても現時点での種付けは1頭とのこと。現実は甘くは無いが、まあ。

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いざ、ベルモントへ

北米の話題が続く。
*カジノドライブが土曜日ベルモントのピーターパンS(G2・D9F)を圧勝した。
海外遠征がかつてのような「冒険」ではなくなった昨今ではあるが、日本調教馬がアメリカ3冠路線の主要レースに勝ったのはもちろん初めてで、エポックメイキングな出来事である。

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悲しみは八点鐘に乗せて

Big Brownというニューヒーローが誕生した今年のケンタッキーダービー。水面下では早くも種牡馬としての争奪戦なり、種付け料の話題といったビジネスサイドの動きも熾烈を極めていることと思う。

チャーチルダウンズではそのとき、勝者の影でひとつの悲劇が起きていた。
2着に入線したEight Bellesが入線後、両前脚に故障を発症し、安楽死となったのである。

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それぞれの戴冠

日米欧の、それぞれの注目レースを回顧。

天皇賞
ベタとはいえ、血統屋の注目はやはりホクトスルタンということになる。マイペースの単騎逃げでの敗戦だから、力不足は否めないが、同時にステイヤーとしての資質を改めて示唆したレースでもあった。楽しみはこれからだ。
スルタンを捕らえに行ったアサクサキングス、それを追いかけたメイショウサムソン、彼らを前に見るカタチから一気に抜け出したアドマイヤジュピタ。人気と着順とが入れ替わった3頭は、展開の綾というべき面も多分にあった。
ジュピタの母父は*リアルシャダイ、春天血統の面目躍如といったところか。
上位はNorthen Dancer父系が独占した。

ケンタッキーダービー
Big Brownは、結局のところ絶対能力が違うという完勝だった。*サーガノヴェルを引き合いに出した自分がアホだったです、はい。外枠の不利やキャリアの浅さすらも超えて、これは3冠の可能性を感じさせる馬になってきた。Colonel JohnやZ Fortuneといったマイナ父系馬たちもそれぞれ健闘したものの、役者が違う。
母が日本産馬のTale of Ekati、4着まで。

英2000ギニー
A・オブライエン厩舎の秘密兵器Henrythenavigatorが、大本命New Approachをハナ差抑えたレース。
Henrythenavigatorはもともとアメリカ的なスピード色が濃い母系で、*サフロンウォルデン(愛2000ギニー)やDolphin Street(フォレ賞)など、マイル前後の活躍馬が多く出ている。そこにSadler's Wells→Kingmanboときて、先日取り上げたSpecialのクロス(4×4)を仕込んだという配合馬だ。
*シンコウフォレストの半弟であるNew Approach、ダービーには目もくれずにここに絞ったが・・

英1000ギニー
ディヴァインライト産駒のNatagoraが人気に応えて勝利。前日の2000ギニーを勝ち時計でも上回っているし、未経験のマイルを克服したのだから、芦毛の牝馬をほめるしかないだろう。SS系が海外のクラシックを初めて制した記念すべきレースとなり、今後ますますサンデー系種牡馬への注目度が高まることは間違いない。

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北限

世界各地で注目のG1が行われたこの週末。それぞれの回顧etcは後日まとめて。

土曜日に行われた日本ダービーのトライアル・青葉賞(G3)を制したのは、アドマイヤコマンド。
確固たる主役を欠いた上に皐月賞馬が戦線離脱・・そんな牡馬クラシックだから、この馬にも本番でのチャンスはあるだろう。だろう、けれど・・

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八十八夜

夏も近づく♪

で知られる八十八夜は、春節から数えて八十八日目。
古来より日本の農業の節目であり、新茶の収穫を象徴する雑節でもある。

今日5月2日が、と思っていたら、今年は閏なので昨日だったのね。

新茶はどこのを買おうかなあ・・

定番の静岡やぶきたは外せないにしても、まずは濃厚な味わいが気に入っているゆたかみどり(鹿児島)を試してみよう。

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