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KRAのお買い物

7月に行われるセレクトセールの上場予定馬が発表された。
例年のごとく良血馬揃いだが、特に今年はディープインパクトの当歳が38頭も登場するということで、話題性とともにセリ値も過熱していくに違いなかろう。

さて、当歳セレクトセールが「夢を買う」セリだとすれば、さしずめ2歳トレーニングセールは「現実を買う」場だ。

26日にはHBAトレーニングセールが、翌27日にはひだかトレーニングセールが行われた。昨年と比べて落札率などが苦戦する中で、存在感を示したバイヤーがKRA韓国馬事会。HBAセールで6頭、ひだかセールで7頭の計13頭を購入している。彼(彼女)らは、外国産馬としてソウルかプサンの競馬場で走ることになる。

韓国の競馬そのものは1920年代に端を発するが、戦争や政治的混乱、経済的な不況などが重なり、長い間低迷が続いていた。1970年代に馬事会に競馬運営が一本化され、その後の経済発展の追い風もあって徐々にではあるが発展の軌道に乗ってきている。

日本から海を渡った種牡馬も少なくない。かつてはラッキールーラやカツトップエース、近年ではエアダブリンやサンデーウェルといった重賞馬も種馬として稼動中だ。中でも健闘しているのはSeattle Slew産駒のスルーオグリーン。藤澤和雄厩舎に所属し、京成杯やNZトロフィーなどにも出走した経歴だから、記憶にある方もいるだろう。
スルーオグリーンは引退後2000年に韓国に輸出されて種牡馬となった。2世代目の産駒からコリアンダービー馬ペンノクチョンを出すなどの活躍をみせ、昨年のリーディング22位、今年も現時点で20位に付けている。
母父Danzig、母母父Buckpasserとアメリカ色の濃い血統だから、ダートのみで施行される当地の競馬にフィットしたというところもあろう。

馬産のレベルという点ではまだまだ(現状と課題についてはこちらを参照願いたい)というところだが、アメリカG1馬-VolponiやMenifeeなどなど-を始めとして世界各地から繁殖の血を導入しているし、これから徐々に底上げされていく途上にある。将来的には、韓国産馬と九州産馬の対抗戦、なんてレースが行われる日がくるかも知れない。

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