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何本でもニンジン

今の時点で2歳戦は新馬と未勝利を合わせて53レースが行われている。馬主でいうと例年マイネル軍団がダッシュを利かせている夏のはずだが、今年はキャロットクラブの調子がすこぶる良い。

 

キャロットクラブは10頭が出走し、バイラオーラ、フィフスペトル、アンプレヴー、ブレイクランアウトの4頭が勝ちあがっている。順におさらいをしていこう。

先陣を切ったバイラオーラの母はSS仔でオークスにも出走したバイラリーナ、叔父に現役馬のコンラッドがいる。累代は米血の見本市のようだが5代にクロスを持たない構成だ。父*トワイニングは2000~2001年にリース供用され、04年に輸入された。大物こそ出してはいないが、コンスタントな勝ち上がりをみせる種牡馬である。重賞ウイナーのフサイチアソートを含めて活躍馬はBMSがサンデーという組み合わせも多く、バイラオーラもお値打ち以上(募集価格1400万)の走りが期待できそうだ。

キンカメ産駒のフィフスペトルはここでも取り上げたとおり、母系にも筋が通っている。母方のNijinsky4×4も含めてNorthern Dancerが5本入っていて少しウルサイ感じはするし、Lalun≒Be AmbitiousからTeddyやBlack Tonyなんかの血も引っ張ってきている。要は斬れよりもパワーという感じなので時計勝負になるとどこまで、という邪推。
5枚目の花びらを持つライラックは、幸福のシンボル。なかなか良い馬名だと思う。

快速で鳴らすジョイフルハートや、G1でも善戦するブルーメンブラットの半妹にあたるのがアンプレヴー。バイラオーラと同様にUSAな馬名が多い血統表をみるにつけ、*トワイニングは素直にミスプロのスピードとパワーを活かす配合が合っているのかな、なんて考える。祖母からは*ウエスタンウインドやCozzeneも出ている牝系である。
小柄な馬体が充実すればオープンでの活躍も可能だろう。

そして強かった*ブレイクランアウト。母*キューはロングアイランドS(G2)など7勝、母系に派手な活躍馬はいないがタフな戦歴が並ぶブラックタイプである。そこに配されたSmart Strikeは、ご存知CurlinやEnglish Channelを送り出すスーパーサイアーだ。*フリートストリートダンサーの頃は普通の?ミスプロ種牡馬だと思っていたが。*ブレイクランアウトは、Smart Strikeを筆頭にNorthern Dancer→Vice Regent→Deputy Minister、さらにNijinskyと、カナダの名馬がその血統の骨子となっている。成長力も期待できる血統で、先々が楽しみな1頭である。
ちなみに甥の*スキャターザゴールドはウルグアイへの輸出が決まったそうだ。似た血統構成のSmart Strikeが輸入されていたら、世界の競馬地図は変わっただろう。

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