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盾を目指して集いし者

先日の凱旋門では、今年のフランス・ドイツ・イタリアに加え、昨年のアイルランドと一昨年のドイツに日本という、実に6頭の「ダービー馬」が出走して覇を競った(結果的に歴史的名牝に一蹴されてはしまったが)。

そのスケールには及ばないものの、今年の天皇賞(秋)もなかなか好メンバーが揃いそうな情勢が伝えられている。

 
まず話題なのはサムソン・ウオッカ・ディープスカイの3代ダービー馬揃い踏み。
自分がざっと調べた限りでは3頭の日本ダービー馬が同じレースに出走するのは過去に例がなく、実現すれば初の3世代闘争ということになる(間違っていたら指摘を願いたい)。

ちなみにダービー馬が同年の秋天に出走するのも初めてのケースで、春のクラシック好走馬が菊よりも盾を目指すという、バブルガムフェローあたりが端緒を開いたこの流れの完成形でもあろう。菊はますます空洞化するが。

次にダイワスカーレットとウオッカ、再びの対峙。「現実」を表現し続けるダスカと、「幻想」を抱かせてきたウオッカとは、相交わらぬ存在である。この2頭の争いは競走における着順だけではなく、前者の「現実的な強さ」が後者の「強さの幻想」を越えられるか否か、という点に在る。

アドマイヤジュピタとエイシンデピュティという春のG1馬はそれぞれ体調の関係で、グランプリホースのマツリダゴッホはJCを目標としてそれぞれ回避だそうだが、3頭が出走となればそれこそオールスターの様相で、史上まれにみるメンバーになるところだ。

惜しむらくは、せっかく外国馬にも門戸を開いたのに出走が実現しないことだ。ヨーロッパは大一番(凱旋門)の後、アメリカはBCと同時期、オセアニアもコックスプレートなどのビッグレースが近い。わざわざ日本に遠征してくるだけのインセンティヴがなければ、今後も一定以上のレベルの馬が来日するのは難しい状況だろう。
今年なら、例えば香港のクインエリザベスⅡC(G1)を勝ったArchipenkoやドバイ・デューティーフリー(G1)馬Jay Peg(いずれも南アフリカ)あたりが参戦すれば、名実共にさらにレベルの高いレースが観られるのに、などと思う。

まだ2週前なので流動的な段階だが、ぜひ名が挙がっている各馬たちは無事に駒を進めて欲しい。

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