大馬鹿16年
桃栗3年、柿8年。
果樹がその実を結実させるまでの年月を待ちわびる言葉であるが、その先の言葉は「梨の大馬鹿18年」だったり「くるみの大馬鹿20年」だったりする。バリエーションがあるのはその地域の農産物による差異もあるのであろう、自分の耳に残っているのは「柚子の大馬鹿16年」というものだ。
柚子は主に東アジアが産地の柑橘類で、日本が最大の消費国だそうだ。
小さいころはどうも苦手だった自分も大人になってからはすっかり好きになり、皮をおろしたり刻んだりして料理の風味付けに使うし、冬至前後には柚子湯に入ったりと毎年楽しんでいる。
昨年は余った柚子を輪切りにし、蜂蜜に浸しておいた。これを風邪気味のときだとか、寝る前にお湯に溶いてのむと、気持ちも体もホッとする柚子ドリンクになる。
この週末は小旅行に出ていたが、農家の軒先の無人販売スタンドで、6個150円で売られていた柚子を買ってきた。スーパーで1個100円という値段を考えれば、多少不揃いだとはいえ、味に変わりがないのだからお得なお土産だ。
2つは蜂蜜漬けに、1つは皮を刻んで料理用に冷凍する。
あと2つは柚子湯用にとっておく。
最後の1つは、先日のかりん酒の残り材料を利用し、ユズ酒を仕込んでみる。
大馬鹿、というのもそれだけ待ち恋しいという愛情表現だよね。
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