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内野安打と満塁ホームラン

事実上の競馬シーズンが終了しているヨーロッパの、各国のリーディングサイアーを概観していた。
英愛はGalileoとMontjeuのサドラー2TOPを筆頭に、DanehillやDanzigやNureyevといったノーザンダンサーの末裔たちがまだまだ覇権を競っているという構図に大きな揺らぎがない。

そんなわけで、他の国に目を向けてみる。

イタリアは去年に引き続き*ドクターデヴィアスがリーディングで、これは3年連続になる。
*ドクターデヴィアスは139頭を出走させて53頭が勝ち馬となっている。しかし重賞どころかステークスの勝鞍すらなく、Top Earner(稼ぎ頭)のSaltagiooでも総獲得賞金のわずか4.7%を得たに過ぎない。

他の上位馬では2位のDesert Princeを始めとしてTop Earnerが10~30%という数字が多いことを踏まえれば、これは去年も書いた気がするが、要は数の力というか内野安打の積み重ねである。

フランスはZaminder。ここはイタリアとある意味対照的な結果となって、Zaminderは27頭の出走で11頭が勝ち馬、そして凱旋門賞馬Zarkavaが実に獲得賞金の80%を稼ぎ出している。フランスはビッグレースの賞金が高いために、数頭の活躍馬を出したサイアーが上位に躍進するという傾向はあるとはいえ、これは極端だ。一発の場外満塁ホームランで試合が決まったといったところ。

昨年1位のDanehillは110位に凋落し、Natagoraを出したディヴァインライトは33位と健闘。

ドイツは独ダービー馬Kamsinを出したSamumが、一昨年198位→昨年21位から一気にトップを獲った。
カタチはフランスに近く、Kamsinが62%余を稼ぎ出したことによる戴冠である。2位Big Shuffle、3位 Dashing Bladeと、このあたりはお馴染みの名前が続いている。*ランドはしぶとく5位、そろそろ後継が欲しいところだが。Monsunは17位に沈み、このまま世代交代を許すのかが注目だ。

(データはいずれも12月6日までの集計)

アメリカと日本についてはまた別の機会に。

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