王、イタリアに渡る
'09新種牡馬外伝 - ボーンキング
毎年のように高値で取引される*ファンジカの仔についてちょっと書いたことがあったが、期待の大きさという意味でいえば*バレークイーンの仔たちも負けてはいない。セールに上場されれば必ず1億円を越える落札となるし、POGでも毎年上位人気に支持されている。
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'09新種牡馬外伝 - ボーンキング
毎年のように高値で取引される*ファンジカの仔についてちょっと書いたことがあったが、期待の大きさという意味でいえば*バレークイーンの仔たちも負けてはいない。セールに上場されれば必ず1億円を越える落札となるし、POGでも毎年上位人気に支持されている。
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'09新種牡馬外伝 - スパイキュール
1989年に輸入された繁殖牝馬*クラフティワイフは、13代母のBay Leafに遡るまで代々アメリカで育まれてきたボトムラインに、これまたアメリカ色の濃いサイアーであるCrafty Prospectorを付けて生まれた栗毛馬だった。
初仔のブリリアントベリーは短い競走生活で3勝をあげて素質の片鱗をみせ、また2番仔のビッグショウリはマイラーズC(G2)を制した。いずれも父が*ノーザンテーストだったことが、その後の種付けにも影響したと想像するに難くはない。
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JRA賞授賞式などの場を通じて、有力各馬の陣営から次々と海外遠征のプランが示唆されている。もちろん順調ならという条件付きの話ではあるが、現時点での情報と主観での見通しをまとめておく。
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'09新種牡馬外伝 - アドマイヤドン
Wikiのベガの項には「桜花賞のパドックでベガを見た馬主の近藤利一は吉田勝己に1億円で譲ってほしいと交渉したが、断られた。しかし、ベガの仔は売ってもらえるように約束できた」との記載がある。
この逸話の信憑性は不明であるが、アドマイヤベガ&ボス&ドン3兄弟の活躍を鑑みるに、あながちフィクションではなかったのかもしれない。
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'09新種牡馬外伝 - マイネルセレクト
「破壊力抜群のヤンキー・サイアー」とパーフェクト種牡辞典(自由国民社)で表現されるように、*フォーティナイナー産駒はスピード豊かであるが人気が信用できず、展開と気分次第で爆走するという特徴がある。そんな中でも最も信頼に足るのはダート短距離戦であり、その代表がマイネルセレクトであった。
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'09新種牡馬外伝 - アドマイヤマックス
1972年に輸入された*ファンシミンを祖とする一族といえば、ダイナマイン(新潟記念)やダイナフェアリー(セントライト記念オールカマーなど)を筆頭に80年代からコンスタントに活躍馬を送り出し、社台ファームを代表とする牝系のひとつとして知られている。
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'09新種牡馬外伝 - *バゴ
紺、水色十字襷、袖水色縦縞―
この勝負服が、明るい日差しを浴びてコバルトブルーに輝くエーゲ海をモティーフに創られたことは想像に難くない。Nureyev、Miesque、Kingmamboらの競馬史に名を刻む名馬のオーナーブーリーダー、スタブロス・ニアルコスは、ギリシャの豊かな海の恵みによって財を成した海運富豪だったからだ。
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新馬戦が組まれていると評判馬のチェックなどはそっちのけで、つい出走馬の血統表を表示させては「面白い牝馬クロスないかな」なんて探してしまうのた悪い?クセだ。今週でいえば、土曜日中山の新馬戦(芝2000)を逃げ切ったヒシポジションはなかなか面白いカタチをしている。
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'09新種牡馬外伝 - *ストラヴィンスキー
Northern Dancer(北の踊り子)という馬名からのインスピレーションによって、バレエに由来する名を持つ多くの名馬が生まれたのは周知のところである。「神の道化」といわれたヴァーツラフ・ニジンスキーを始めセルジュ・リファールといったダンサーたち、あるいはサドラーズウェルス(バレエ団)。さらに彼らからも多くのバレエ馬が生まれている。
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たまには競馬とは離れた話題で。
この不況下における非正規労働者の解雇(いわゆる派遣切り)が社会問題化する中、最もシンボリックな動きとして注目を集めたのが年末年始の”派遣村”だった。この寒空の下で寝る場所にすら事欠く人々に対して応急支援が行われるのは当然だろうし、そういう貧困を他人事ではなく隣の問題としてとらえるべきとは思った。
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'09新種牡馬外伝 - *タップダンスシチー
キャリア後半は故障の影響もあって負けが込んだナリタブライアンだが、クラシック3冠に有馬記念までも制した3歳時の走りは破壊的で、まさに手がつけられない強さを誇った。その全盛時のブライアンに唯一、黒星をつけたのが京都新聞杯のスターマンである。
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'09新種牡馬外伝 - デュランダル
昨年人気となった『篤姫』にしろ何にしろ、歴史上実在した(とされる)人物をモデルとした物語は100%史実通りというわけではない。ドキュメントでない以上多かれ少なかれ脚色や演出が入っているのは当然とも言えるが、中には時代を遡っただけのフィクションという例もある。
『水戸黄門』や『遠山の金さん』に至っては様式美ファンタジーとも言うべき域に達していて、そこまでいけば一つの世界ではあるが。
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職種によってそれぞれではあったろうが、自分の場合今年の年末年始が9連休だった。
仕事納めのときには「あーやっとゆっくり休める」と安堵したのだが、普段長い休みに慣れていないせいか?新年を迎えるあたりでちょっと中だるみというか、ちょっと休日に飽きたような感覚があった。
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'09新種牡馬外伝 - *アルカセット
リヒャルト・シュトラウスの『ツァラトゥストラはかく語りき』はニーチェの同名著に影響を受けて創られた交響誌で、何よりも映画「2001年宇宙の旅」のオープニングにおいて用いられた導入部が有名だ。
ツァラトゥストラとはゾロアスター教の開祖ザラスシュトラをドイツ語読みしたものであり、かつて西山牧場で供用された*ザラズーストラも、表記が異なるだけで言葉としては同じである。
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地方競馬所属馬では最も注目し応援しているサンシャイン牧場のアンパサンド(川崎)が、3日の報知オールスターカップで久々の勝利。それも東京ダービーを思わせる強い内容で期待が膨らむ。
この後は川崎記念。昨年は一線級に跳ね返されたが、立て直しての再挑戦だ。どこまでやれるか。
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'09新種牡馬外伝 - *ロージズインメイ
55頭中の22頭。
昨年のラフィアンターフマンクラブ第一次募集馬のうち、父に*ロージズインメイを持つ馬の数である。会員の多様な希望に応える点でもリスクヘッジという意味でも、一口馬主クラブがこれだけ特定の種牡馬(それも新種牡馬)産駒に比重を置く例はまず眼にしない。
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'09新種牡馬外伝 - ゼンノロブロイ
NHKの人気番組「プロジェクトX」にも取り上げられた人海戦術による住宅地図の作成や、地図情報の電子化などによって、地方の小さな出版社を上場企業にまで育て上げた大迫忍は、56歳で(株)ゼンリンの社長を退任した。同属経営を嫌った大迫は世襲を行わず財務畑の幹部が後任を引き継いでいる。
地元・九州経済界での人望も厚かった大迫はしかし、2005年6月18日、患っていた肝疾患により逝去した。馬主としても有名な大迫の最高傑作ゼンノロブロイがヨーク競馬場で走る2ヶ月前のことであった。
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あけましておめでとうございます。
今年も気の向くまま筆の向くまま、そんな感じでやっていきますので、よろしくお願いします。
さて、楽しく読める上に資料価値も非常に高い父系馬鹿さんで「新種牡馬辞典'09」の連載が始まった。
そこで押し売り的な連動企画で恐縮だが、外伝ということで紹介された種牡馬にまつわる(まつわらない場合も)エピソードや、個人的な評価などを書いていきたいと思う。ネタのクオリティがやっつけになる場合もあると思うがそこはご容赦いただくとして。
*父系馬鹿の管理者さんには承諾をいただいております。
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