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あの警告が残したもの

'09新種牡馬外伝 - カルストンライトオ

良質の牝系にマイナー父系。漆黒の馬体、日本の芝にも対応するスピード・・・・カルストンライトオの父*ウォーニングは、輸入組の中では最も好きな種牡馬だった。ムラのあったその成績からカルストンライトオは種付け頭数が伸び悩んではいるが、短距離G1を獲ったそのスピードを継承する産駒の登場に期待している。

さて、*ウォーニングは輸入される前に既に欧州で種牡馬としての実績があり、ダーレイが日本で供用している*ディクタットなどもその1頭であるが、自分が忘れられない海外生まれの*ウォーニング産駒といえば*アヌスミラビリスだ。

*アヌスミラビリスはフランス産のモハメド殿下(後にゴドルフィン名義)所有馬で、夏のウインザー開催で行われる重賞ウインターヒルS(G3・芝2000M)を3連覇している。日本においては次走で天皇賞を制するバブルガムフェローを抑えて毎日王冠を制した馬として名が通っている。

毎日王冠はいきなりの高速競馬にも対応して先行抜け出しで勝ったから、そのセンスには感心した覚えがある。また日本以外もドバイ・香港・オーストラリアと世界各国を転戦し、格付け前でまだダートだったドバイ・デューティフリーも獲っていて、その対応力の高さは瞠目すべきだった。

*アヌスミラビリスの母系は元々はドイツ牝系のいわゆるAラインで、社台が輸入している*アンナモンダ(独1000ギニー)やAutumn Glory、Aspectusなどの重賞馬も同牝系に属している。ミラビリスの祖母Anna paolaあたりになると全兄妹のクロスや牝馬クロスなどが散りばめられていて、これぞ東欧・ドイツ馬産といった血統表が趣き深い。ちなみにそのクロスされている牝馬Winnicaはハンガリー産、もしやと思って調べてみたらハンガリー(というか世界競馬史)の伝説・キンチェムの末裔だった。蛇足。

さて、そんな*アヌスミラビリスは引退後、日本で供用される予定になっていた。しかし日本に到着後体調を崩し、検疫中ゆえ治療も制限されるという悪条件もあり、結局種付けをすることなく死亡してしまう。*ウォーニング好きとしては残念至極であったし、タラレバを言っても仕方がないが、実際に輸入するところまでこぎつけていただけに「もし無事だったら」と夢想せざるを得なかった。

ライトオとは関係ない話になったが、こんなところで。

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