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2009年3月

鹿児島に来た”山師”

'09新種牡馬外伝 - カオリハイパー

日高の生産者が母体となっている一口馬主クラブのヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン。
正直なところあまり相性が良いとは言えず、今は退会してしまったのだが、自分が社会人になって最初に会員となったクラブだった。

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伝説の第2章

'09新種牡馬外伝 - カーム

常に付きまとう話題がその落札価格になる。
2000年のセレクトセール、父*サンデーサイレンスに母*フランクアーギュメントという当歳牡駒に付いた価格は3億2000万円。これはバブル華やかし時代の1989年にサンゼウスが記録して以来の3億円越えだったし、当歳馬に限って言えば当時の最高価格だった。

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不安定系砂型種牡馬

'09新種牡馬外伝 - トーシンブリザード

アグネスタキオン・ジャングルポケット・クロフネ・マンハッタンカフェ・・現在サイアーリーディング上位を争う彼らが覇を競った2001年のクラシックは近年まれに見るレベルの高さであったといってよいが、同年は地方競馬にも快進撃を続ける名馬が生まれた。南関東3冠を無敗で制したトーシンブリザードである。

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だから大丈夫

年度の替わり目。
自分のいる業界はあまり季節的な繁忙期というのはないのだが、この時期はやはり特別で、仕事の動きがばたついている。そして去る人あり来る人あり、それに伴って飲む機会も多く、ブログに割く時間がないこのごろ。

新人のころからお世話になった先輩が退職することになった。
包容力があり、軸がブレず、趣味も多彩で、人望が厚い人だった。
自分はときおり厳しいダメ出しを喰らったが、ちゃんと本質を突いてくれる貴重な存在だった。

送別会が終わり、小雨降る夜の街に出ると握手した。
ひとこと「大丈夫」と言ってくれた。

大丈夫、な気がした。

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キングなのかリファールなのか

'09新種牡馬外伝 - キングリファール

そりゃあ誰だって「*クリスタルグリッターズの産駒でLyphardの血が入っているわけでもないのに、なんでこの名前?」と思うし、3代母がLyphardの妹という背景を知ってもなお「なんでわざわざリファール!」と言いたくはなる。ずっと昔にサクラシンボリという馬がいて、お前はサクラなのかシンボリなのか?というネタがあったが、それに匹敵するほどどうでもいいツッコミではあるが。

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タラに帰ろう

'09新種牡馬外伝 - *ロイヤルウエスト

いくらFlameという単語に「恋人」という意味があるからといって、Flame of Taraを「鱈(タラ)の恋人」と訳すわけにはいくまい。タラの丘(The Hill of Tara)は、いにしえの時代からアイルランドにおいて政治的あるいは宗教的に重要な役割を担っていたと言われる聖地なのである。

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ダブル松永の思い出

'09新種牡馬外伝 - トーヨーヒリュウ

ナイスネイチャやトーヨーリファールなど、どこか歯車が合わずにG1の勲章を獲り損ねた馬たち。松永善晴厩舎にしろ松永昌博騎手にしろお世辞にもスマートな使い方・乗り方をする陣営ではなかったから、口の悪い向きは「松永コンビじゃなかったら天下を取れたのに」なんて愚痴ったものだ。まあそれも含めて、愛される脇役というキャラが嵌っていたとも言えるが。

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赤道の向こう側

早熟が是とされる風潮の中において、それにしても*エルコンドルパサー産駒の成長力は異彩を放っている。中京記念を制したサクラオリオンは6歳にしてようやく準オープンを卒業し、7歳春に重賞初勝利。中山牝馬Sで3着のダンスオールナイトも地道に力を付けて6歳春の躍進となった。

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Some Day

'09新種牡馬外伝 - *アポインテッドデイ

冠名は日本の馬主が好んで用いる命名の手法である。普通はメジロやアドマイヤ、フサイチ、ダノン、ダイワなどある特定の言葉を所有馬名の頭に置くことが多く、またシチーのように語尾につけるもの、シンボリ&スイートのように性別で使い分けるものなどのバージョンもある。

故・藤田与志男氏は複数の冠名を使うユニークなオーナーだった。

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酸いも甘いも、光も影も

わずかな気負いこそ感じられたものの、ゲートを出て先頭に立った段階においてすでにロジユニヴァースの勝利が見えた弥生賞。昨夏よりも馬体重と逞しさが増したのと同時にしなやかさも印象的なその走りは、一流馬の其れであった。

さて、鞍上の横山典弘騎手は重賞3連勝と非常に好調であるが、弥生賞の勝利となると「ヨコテン」初期の代名詞であるメジロライアン以来になる。

メジロライアンはこの後、皐月賞がハクタイセイの3着。その後も3歳時は善戦するもののG1では勝ちきれず、どこか無骨さが抜けきれないコンビとして人気を得ていった。

ロジとライアンとではちょっとキャラが違うのだが、ヨコテン本人も言っている様に、久々にダービーを獲るチャンスではあろう。あの年、アイネスフウジンを繰る中野騎手の職人芸の前に苦渋を飲んだ若手騎手が、19年の光と影を通り抜けて迎えるクラシックシーズンである。

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絶対に負けない逃げ馬

メンデスの法則
①*メンデスのように芦毛遺伝子をホモ接合型で持ち、全ての産駒が芦毛に産まれる種牡馬の遺伝法則。*ゼダーンや*ラナークなどもこれに該当する。ヘテロ接合型のクロフネなどは俗に半メンデスの法則と呼ばれる。
②*メンデスが日本に輸出後、産駒のLinamixがフランスでリーディングサイアーに輝いた。転じて「他国に輸出したとたん、その種牡馬の産駒が活躍する」現象を示す。

さて、この有名な法則以外にも競馬界には様々なセオリーが存在している。

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一番族の遺産

'09新種牡馬外伝 - ダイタクバートラム

ダイタクといえば80年代から90年代の競馬シーンにおいて個性的な名馬を送り出し続け、私の世代の競馬ファンには非常には印象深い冠名だった。

中でも、ミスナンバイチバンを祖とする「一番族」からは、きまぐれ太陽神ダイタクヘリオスを始め、ダイタクサージャン・ダイタクテイオー・ダイタクカミカゼ・ダイタクリーヴァなどの活躍馬が続出し、「ダイタク」の象徴ともいえる母系となった。

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幻想こそが競馬を照らす

'09新種牡馬外伝 - ミスキャスト

闘ったフィールドや残した結果が異なるから単純に比較はできないけれど、トニービンが送り出した牝馬の最高傑作はベガでもエアグルーヴでもなくノースフライトだった、と個人的には思っている。11戦8勝、G1・2勝を含め重賞を6勝。同年の安田記念とマイルCSを制した牝馬はノースフライトだけだし、またスワンSとマイルCSは、サクラバクシンオーとお互いの矜持をぶつけ合うような、実に素晴らしいレースだった。

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弾丸シュート3発

'09新種牡馬外伝 - ヒシミラクル

ヒシミラクルで思い出されるのは”ミラクルおじさん”だ。巷間のウワサによれば、NHKマイルカップ(ウインクリューガー)→安田記念(アグネスデジタル)とコロガシて得た1200万円余を、宝塚記念ヒシミラクルの単勝にベット、2億円の払い戻しを得た男性がいたという。

単勝派の自分も競馬場通いをしていたころはコロガシもしたが、元手が100円でも額が大きくなるとビビッたものだった。ミラクルおじさんが実在し話をする機会があれば、あのときのメンタリティを訊いてみたいものだ。

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