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赤道の向こう側

早熟が是とされる風潮の中において、それにしても*エルコンドルパサー産駒の成長力は異彩を放っている。中京記念を制したサクラオリオンは6歳にしてようやく準オープンを卒業し、7歳春に重賞初勝利。中山牝馬Sで3着のダンスオールナイトも地道に力を付けて6歳春の躍進となった。

エルコンは凱旋門賞で勝利に等しい2着となったが、それ以前に欧州調教馬以外が凱旋門で連対したのニュージーランドのBalmerinoだけであった。

Balmerinoはニュージーランドの2000ギニーとダービーを制し、またRanvet StakesやBrisbane Cupといったオーストラリアの重賞も勝利して、76年には両国の年度代表馬に選出された名馬。キャリア後半は勇躍ヨーロッパに挑み、78年のロンシャンでAllegedの2着に健闘した。

Balmerinoの父系はLe Haarを経由するBlandford系で、イメージ的にはスタミナや底力に富むメールラインだ。オセアニアのLe Haarでパッと思い出すのはAJCダービーなどを勝った強豪で、後年日本に種牡馬として来日した*ボーザムだが、Balmerinoの姉が*ボーザムの祖母という近親関係にあるから、血統構成が相似している両者になる。

Balmerino、*ボーザム共に父系としては発展性を欠いているのは残念ではあるが、アネモネSを勝ったツーデイズノーチスは*ボーザムの姪にあたる。トレーニングセールでは斉藤調教師と諸江オーナー以外には見向きもされなかったという地味な牝馬が、南半球の香りを漂わせながら桜へ向かうことになった。

一方のニュージーランドでは、NZオークスをジャングルポケット産駒のJungle Rocketが勝利したというニュースが入ってきた。ちょっと不器用な面があるだけにシャトル組の中では結果に結びつきにくいのかなと案じていたジャンポケだが、彼の産駒らしい大物が出たということだろう。

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