手抜きじゃないよメタファーだよ
'09新種牡馬外伝 - フォーティダンサー
四十路のダンスオヤジと訳したら、本邦の競馬史にその名を刻むビューチフルドリーマー系とアメリカのスピードスターとのコラボに失礼だろうか。
まあ未出走馬であり、2頭の産駒を残して死亡してしまった本馬に、種牡馬としての評価というものでもないだろう。その代わりに、名種牡馬の父*フォーティナイナーの語源となった、開拓者たちにまつわる次の一文を転載する。
彼らは、アメリカ国内の一般労働者の日給が1ドル程度だった当時にあって毎日10~20ドルを稼ぎ出したとさえいわれている。しかし、フォーティナイナーズで成功した人はおらず、むしろ多くは破綻したとされる。というのも、当時のアメリカン川の金鉱はほぼ露天掘りに近く、誰もが金を採取できたために、逆に一度にあまりにも多くの人々が殺到して生活物資の供給不足を招きインフレーションが起こったせいである。小麦価格は40倍になり、土地価格では16ドルだったところが4万5,000ドルに跳ね上がった例もあったほどである。
成功者はむしろ、フォーティナイナーズの周辺で生まれた。有名なのがリーバイス創業者のリーバイ・ストラウスである。彼はまたテントや荷馬車の幌を作るためにキャンバス帆布を準備し、採鉱者達に販売することで財をなした。また、サム・ブラナンは、金採掘に必要な道具を独占することで巨利を得、ヘンリー・ウェルズとウィリアム・ファーゴは、輸送手段や金融サービスを提供して利益を上げた。
(Wikipedia「フォーティナイナーズ」より)
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