フロム・サンシャイン
仕事がバタついており、外伝を何とか続けるのが精一杯。GWくらいからはまた前のペースに戻りたいなあ、と考えております。
'09新種牡馬外伝 - ブラウンシャトレー
ブラウンシャトレーの血統表をパッと見て、その来歴を詳しくは知らずとも「あ、これはアレだ」とピンと来たあなたは私と仲良くなれる・・かもしれない。*スパニッシュエクスプレス、サンシャインボーイ、*ソーダストリーム。いわずもがな伊達一族=サンシャイン牧場ゆかりの血統である。
そもそもは5代母の*ミエレッタが輸入されて本邦に入ったボトムライン。*ミエレッタは目黒記念を勝ったダイパレードを産み、ダイパレードの3歳下の半妹にあたるエコーエクスプレスから連なるボトムラインが伊達氏の下で育まれてきた。
派手な活躍を見せた*ソーダストリーム系に比べてしまうと酷だが、エコーエクスプレスの系統は繁殖成績に目立ったモノは残せず、伊達系活躍馬といえば89年のキヨフジ記念の勝ち馬セリメーヌ程度である。現在は残念ながら、*ミエレッタを祖とする繁殖牝馬はサンシャイン牧場には残っていないようだ。
ブラウンシャトレーはサンシャイン牧場のオーナーブリード馬マルカートが引退した後に繁殖入りした田鎖牧場で生まれた。名古屋でデビューしてから引退するまで各地の競馬場で出走し重賞勝ちを重ね、マイルGPではトーシンブリザードを破っている。JRAでもプロキオンSや芝のすみれSでもさほど差のない競馬をしていた。
力強さのイメージが色濃いNijinskyの中でも特にダートを得意とする産駒(ナリタハヤブサ、ホクトベガら)を輩出した*ナグルスキーの仔で、母父が名脇役種牡馬?である*ゲイメセン。90年代を体感した競馬ファンにはある意味タマラナイのだが、これは流石に種付け数が伸びないよね、という配合だろう。
ちなみにプリモディーネにブラウンシャトレーを付けると、Nijinsky4×5、*ソーダストリーム5×5なんてことになり。まあ無いけどね。
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