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新型インフルに思う

新規の感染者数が減少に転じたことで、峠は越えたという見方も出ている今般のインフルエンザ騒動。自分の職場でも対人対応をする場面ではマスクを着用するよう指示が出たりとバタバタ感が否めないところだった。

今回のインフル対応については、当初の情報不足と未知の事態に対するある種の手探り感が薄らぐにつれて、騒ぎすぎじゃないか、過剰反応じゃないかという意見も増えてきた感じがある。京都大学が理由を示した上で休学しないという対応に対し、肯定的な反応が多数を占めているのもそんな気分を反映していよう。

確かに空港等での検疫は、意図的にしろそうでないにしろ網目をすり抜ける可能性はいくらでもあるわけで、あの時点で「完璧な阻止」を目指すのは素人目にも限界がわかる。すでに発症している患者の流入を防ぐという程度のものだろう。

ただし私は行政の対応全般がやりすぎだったとは思っていない。危機管理は最悪の事態(例えば今回なら毒性や感染力が非常に強いケース)を想定するから危機管理なのであって、国内対策としての休学要請などが結果として過剰であったとしても、”不幸中の幸い”というべきものではないだろうか。

一方で、マスコミ(特にテレビ)はいささかヒステリックに過ぎるという印象。毎日のように重装備の検疫官を映したり、病院からレポーターが中継したりといった報道が、「よくわからないがとにかく怖い」という空気と、その反動としての「テレビで騒いでるけど心配ないよ」といった過度の軽視感と、双方を醸成する一助になっていると感じざるを得ない。

自戒を込めて言えば自分たちも、日本人の気質の一つとして、周囲の雰囲気が「白」ならば黒も白と思い込むような集団心理の暗示に掛かりやすいことは肝に銘じておくべきなのだろう。要はパニくらず油断せずということで。

それにしても風薫るこの季節に、マスクほどウザいものはないね。やっと花粉症が終わったというのにさ。

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