« 新型インフルに思う | トップページ | Casablanca »

ブエナ化する脳

・・・・なんて新書ベストセラー風のタイトルにしてみたりして。意味なし。

で、ブエナビスタ。
あの馬場とペースで差し切るのだから、その能力にケチをつけるようなレベルではない。むしろレッドディザイア陣営に同情したくなるようなレースではあった。

ブエナは自分の中の表現でいうと、強さの幻想をまだ纏ったままの名馬である。

近年の名牝では、ダスカはその時々の強さをリアリスティックに表現し続けたのに対し、一方のウオッカはある時点まで、ブエナ同様の「どこまで強いのか底が知れない」という強さのファンタジーがアイデンティティだった。

幻想系の名馬がその輝きを失わないためには、二つの方法がある。一つはZarkavaのように幻想を膨らませ続け、その強さの定義すら許さないまま現役から身を退くパターン。これは稀有な例であり、多くの場合はどこかでリアリスティックな競馬を走り、幻想に実態を伴わせてもうひとつ上のステージへと歩みを進めるしかない。

ウオッカの場合は天皇賞でリアリズムの叩きあいを演じ、その見事な内容でウオッカという自身を食い破り、新たなウオッカが誕生したのだと思っている。

今後ブエナがどういう道を辿るのかはまだ定かではないが、さらなる高みを目指すのであれば、どこかで<先行イン抜け出し>的な身も蓋もないレースをして、<大外一気カタルシス>的な自己をオーバードライヴする場面も必要なのだろう。そんなことを思ったオークスのレース後だった。

閑話休題。オークス新書風はこんなのも。
「差し切る力」
「だからレッドディザイアはいつも負ける」
「ジェルミナルってそういうことだったのか会議」
「騎手は見た目が9割」
「ブエナビスタに出資できる17の習慣」

|

« 新型インフルに思う | トップページ | Casablanca »

馬*その他」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/223066/45141115

この記事へのトラックバック一覧です: ブエナ化する脳:

« 新型インフルに思う | トップページ | Casablanca »