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別れの美学

KYオークス圧勝のRachel Alexandraが売却され、アスムッセン厩舎に移籍したそうだ。ビジネスとは言っても、やはり日本の競馬に慣れていると、あれだけの馬をなぜ・・と感じてはしまう。

早くもプリークネスSに参戦するとか、引退後は新オーナー所有のCurlinを付けるとかいう報道もあるが(仮想血統表はこんな)、そんな中でWiggins調教師が、名牝との別れを悲しむ妻に言ったセリフが結構泣かせる。日本語にするとクサくなるのでから原文のまま引用しておく。

“My wife was hurt (when she heard Rachel Alexandra was sold), because she knew it was hurting me,” Wiggins said. “I talked to her this morning, and I told her the sun was going to rise just like it does every morning. Time does a whole lot no matter what it is, and we have a lot to be thankful for, so we keep thinking about that.

“When you walk by and see that empty stall, you can’t help but think what was in there. It’s tough—it’s hard, but that’s just part of the game, and we have to realize that,. But we did have some great times with her, so we’re appreciative of that.”

(元記事はこちら)                                 

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コメント

りろんちさんの記事を見た途端、クラっときちゃいました…。

これほど早くトレードされちゃうとは、正直驚きました。

Bloodhorseの記事では、KYオークスを勝つ前に120万ドルのオファーを断っているんですねぇ。

G1勝利後の今回はオファーを受諾しているのですから、おそらく種牡馬並みの購入額なのでしょう。

元オーナーの方はコマーシャルブリーダー(マーケットブリーダー)とのことですし、記事によればそれほど大規模な牧場経営ではないようなので、サラブレッドビジネスの世界にいる人間としては納得のできる話ではあります。

ただ、以前の預かり先の調教師やその奥さんのコメントを読むと、これまた普段から競走馬を扱う仕事をしている人間として、心情的に理解できる部分があります。

今後の注目は、果たしてRachelはプリークネスSに参戦するのか、という点になってくるのかな?

投稿: kayhon | 2009年5月10日 (日) 19時44分

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