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2009年6月

小休止いたします

最初は純粋に「競馬を中心にいろいろ書きたい」という内的なモチベーションがあり、その手段として始めたブログですが。

最近はどうもブログの文章を書くことが目的化してしまい、何か面白いネタはないかと四苦八苦している自分に気付きます。

ちょっと休みます。

とはいえ競馬は見続けていますし、そこにまつわる諸々を文章で表現したいという気持ちも枯れたわけではありませんので。1週間になるか数ヶ月になるかわかりませんが、また戻ってきます。

読んでくださっている皆様、ありがとうございます。そしてすみませんです。

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一口な上半期回顧

帝王賞はちょっと外せない用事ができて現場観戦が叶わなかった。

アロンダイトは4着。右回りや不良馬場というエクスキューズはあるが、それでも上位の2頭には届いたとは思えず、あれが現状の力と言わざるを得まい。とはいえ前走の東海Sも含めてまだ完全に「萎んだ」わけではないのは証明でき、無事ならばまたどこかでチャンスが廻ってくるかな、というところだ。

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感性のアンテナ

『全体を判断する目とは、大局観である。一つの場面で、今はどういう状況で、これから先どうしたらいいのか、そういう状況判断ができる力だ。本質を見抜く力といってもいい』(羽生善治「決断力」より)

羽生善治名人が2勝3敗からの逆転で名人位を守った。自分は初心者に毛が生えた程度の将棋の知識しかないが、羽生名人は以前から注目していたし、その言動を興味深く受け止めてきた。

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*プリンスシンを知らないなんて

24日の帝王賞(交流G1@大井競馬場)にアロンダイトが出走予定だ。これが一口出資馬の今月最後の出走になるので、その後に上半期の成績を振り返りたいと思う。もし現場に行けたら観戦記も書こうかな。

で、今日はつぶやき系の血統小話。

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一応今年もフレッシュマン予想

うかうかしていたらJRAでも新馬デビューの開催となってしまった。てなわけで今年も新種牡馬の予想(願望大いに含む)などを書いておきたいと思う。毒にも薬にもならないけれど、自分のための備忘録として、まあ。

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'08新種牡馬おさらい

地方に続いてJRAでも新馬戦が始まる時期となり、新しい種牡馬たちも次々と産駒をデビューさせることになる。フレッシュマンサイアーの予想はまたやるつもりだがその前に08年デビュー種牡馬のおさらいを。

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あぢさゐとサマンサ

あぢさゐの花のよひらにもる月を影もさながら折る身ともがな
~源俊頼『散木奇歌集』より

土壌や咲く時期によってその花の色が移り変わったり、花と思われている部分は実は装飾花だったり。古から梅雨の季節の風物詩として親しまれているわりに、紫陽花は意外と不思議な植物である。

紫陽花の咲く季節に行われるエプソムカップ。ビッグレースの谷間のG3、1800という距離、開催後期の荒れた馬場・・そんなハンパな条件が、実は案外好きだったりする。

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Le Nom de la Rose '09

*ローザネイを祖とするいわゆる薔薇一族の、今年の2歳馬も馬名が決まっている。

まず*ローザネイの牡駒(父フジキセキ)はローザグランデ=偉大な薔薇。

ロゼカラーの仔(父アグネスタキオン)がローザミスティカ=神秘的な薔薇。

ローズバド産駒の牡馬がローズキングダムというのは、父のキングカメハメハもかけている。

アグネスタキオン×アルバローザがセレスティアル。
表記上は「ローズ/ローザ」が付かない馬名になったが、意味はアルバ系と呼ばれる薔薇の品種。色調が淡いピンクの、優しい雰囲気のオールドローズだ。さすがに「ロ」馬名もネタが尽きるだろうから、今後はこういう路線か。

ちなみにロゼダンジュは流産で今年の2歳産駒はいない。また来年はクラシックローズの仔も競走年齢を迎える。

次第に小粒になっているのが気にはなるが、悲願のG1勝利までは単勝を買い続けるつもりだ。

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まさに「母なる海」

その瞬間、雑踏の中で背伸びしていた私は思わず「えっ」と声をあげた。北米最強のターフホースとして来日し1番人気に推されていた*コタシャーン、その鞍上は残り100Mのポールをゴール板と間違え、腰を上げて追うのを止めたのだ。有名なデザーモ騎手のジャパンカップ・ゴール板誤認事件である。

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後を濁さず

土曜日の東京競馬場、江ノ島特別でアクシオンが勝った。3才時は菊花賞にも駒を進めた期待馬だから別に驚きもないのだが、実はこの勝利、*サンデーサイレンス産駒の09年初特別勝ちである。

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コブシがきいた君が代

ロジユニヴァースの久米田氏は今年の3才世代が馬主デビューだったし、昨年の深見氏も当時ディープスカイが唯一の所有馬ということで話題になった。メジロやラフィアンを始めとする有力どころがいまだ手中にできない「ダービー馬主」の称号を得るには、"何か"が必要のようだ。情熱以外の何かが。

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ロードス島からの使者

"It is all greek to me."

直訳すると<私にはまるでギリシャ語だ>となるが、これはシェークスピアが作品中で用いてから広まった表現で、<わけがわからない>を意味する言い回しだ。理解不能なものの比喩に外国語を用いる手法は他にも多く、フランスでは"C'est du chinois=それは中国語だ"、イタリアでは"Per me è arabo=それはアラビア語だ"なんてものもあるらしい。

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