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コブシがきいた君が代

ロジユニヴァースの久米田氏は今年の3才世代が馬主デビューだったし、昨年の深見氏も当時ディープスカイが唯一の所有馬ということで話題になった。メジロやラフィアンを始めとする有力どころがいまだ手中にできない「ダービー馬主」の称号を得るには、"何か"が必要のようだ。情熱以外の何かが。

これで想像されるのは、有名な「ダービー馬の馬主になるのは、一国の宰相になるよりも難しい」という言葉である。これがウィンストン・チャーチルのものだというのは作り話という説が有力だが、ではちょっくら検証してみた。

戦後の幣原喜重郎を基点にしてみると、現在の麻生総理まで、我国の内閣総理大臣となった人物は30名だ。

対してほぼ同期間のダービー馬主。1947年マツミドリの松末博光氏から今年の久米田氏までは54名である(シンボリ牧場と和田氏など、事実上の同馬主と判断される場合はカップリングした)。

日本では、総理になるよりもダービーオーナーの方が簡単だった。

とはいえ、競馬が持つアイロニーや不可思議さを非常に上手く表現していて、あの”チャーチルの名言”はフィクションならよく出来たフィクションだと思う。誰が言ったか知らないが、なかなか優秀なコピーライターではないか。

ちなみに戦後日本のリーディングサイアーとなったのは、ダイオライトからアグネスタキオンまで18頭。サンデーやノーザンの長期政権が効いている。イギリスやアメリカで調べてみればまた違う結果にはなろうが、

「日本のリーディングサイアーオーナーになるのは、総理大臣になるより難しい」ということになろう。

さらに言うと、過日の大一番を前に国歌独唱をしたのは馬主としても有名なサブちゃんこと北島三郎さん。そのレースに愛馬が出走すらできなかった大御所をフォローするわけではないが、ダービーを勝つよりも総理になるりも、ダービー前に国歌を独唱する方が難しい。多分きっと。

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