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黄金は力強く輝く

札幌の3歳未勝利戦で、*メダリアビートが勝ち上がった。
これまで4戦連続2着など勝ち味に遅かった同馬だが、ダート替わりで一変し、900万条件に匹敵する好時計での圧勝劇となった。

*メダリアビートは本邦におけるMedaglia d'Oro産駒の初勝利になる。

Medaglia d'Oroは昨年のアメリカ新種牡馬。初年度からケンタッキーオークスを20馬身でぶっち切り、牡馬相手にプリークネスSを制した傑物Rachel Alexandraを出したことで名を売ったが、その他にもGabby's Golden Gal(エイコーンS)やPayton d'Oro(ブラックアイドスーザンS)といった重賞馬を続出させていて、セールでも耳目を集める人気種牡馬になっている。

日本には初年度にあたる現3歳が2頭、2歳に2頭が輸入されている。
北米におけるサドラーというちょっと読みづらい立ち位置だったので、様子見という雰囲気もあったのだろう。1歳馬は現時点で7頭(持ち込み馬含む)が登録されていて、ファーストクロップの出来の良さが多分に作用したものと思われる。

7頭の母には馴染みの名が並んでいる。
*テネシーガールや*ミッションガールはエイシン軍団の○外としてJRAで走った後にアメリカで繁殖生活を送っていたが、Medaglia d'Oroを宿して再輸入されたようだ。

またかつて触れたこともあったが、グランド牧場はこの種牡馬に早くから注目していたようだ。SS産駒のプリモスター、重賞ホースのプリエミネンスとフェスティバル、この3頭を母に持つMedaglia d'Oro産駒も楽しみである。

まあ1頭だけでどうこう断言するのも拙速ではあるが、*メダリアビートのレース振りをみると、やはり小器用なタイプというよりも早め先頭のような強引なレース運びで活きてきそうだな・・と。

2歳新馬戦でひとつ書こうと思っていたものの、どうも惹かれる勝ち馬がなかったためについ未勝利戦をネタにしてしまった酷暑の夜である。

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コメント

こんにちは。
ちょっと本筋からは外れるのですが、
Medaglia d'Oroの日本語表記が気になっています。
「メダーリアドーロ」と「メダグリアドーロ」と
両方見かける気がするのですが…。

おそらく原語読みに近いのが前者で、
英語圏の発音だと後者になるような気がしますが、
どうもこの「g」の存在がしっくりきません。

ダンチヒとダンジグとか、デイラミとダイラミとか、
こういうのたまにありますよね。
そういうの、気になって仕方ありません…。

投稿: マズルウィン | 2009年7月30日 (木) 10時28分

この話題は古くて新しいですよね。

Danzig。私は以前は語源に忠実であるべきと思っていたので「ダンツィヒ派」でしたが、今はダンジグって読んでますね。

投稿: りろんち | 2009年8月 1日 (土) 08時58分

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