鈴蘭
スピードとパワーに富んだ特性から日本にも数多くの産駒が輸入されてきたWoodman。*ヒシアケボノや*スピードワールドらが代表産駒として挙げられる中、個性派といえば障害入りしながら後に地方交流重賞の常連となり、現在はアメリカで種牡馬をしている*レイズスズランだろうか。
*レイズスズランは叔母にWince(英1000ギニー)やSkimble(ダリアH)、従姉妹にもQuiff(ヨークシャーオークス)などが出ているファミリーで、その血統的価値が高く評価されたことが生まれ故郷への転地となったと推察される。
もちろん多くの牝馬を集めるような立場ではないが、数少ない産駒の中からステークス勝ちも出しているようだし、16日にもRun Suki Runという牝馬が、ゴールデンゲイトフィールズ競馬場のアローワンスで勝利を挙げている。まあ日本でいえば地方競馬の下級条件戦というところだが、それがかえって「遠くで頑張ってるなあ」的な気持ちを喚起させたりも。
サンデー系のワールドワイドな広がりとはまた別のコンテクストで、こういう草の根的な?血の還流ももっとあってよいとは思う。
しかし*レイズスズランていうと、自分はなぜか数回しか騎乗していない牧原(現・増沢)由貴子騎手を思い出すなあ。浦和の交流さきたま杯あたりで一度乗せてあげて欲しかったけどね。
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