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ここが試金石

少し前まで囂しく鳴いていた蝉が短い地上の命を終え、秋の虫たちの音が聞こえれば、気持ちにすらまとわり付くような湿気の空気もさわやかなそれへと替わる。

秋のG1トライアルの季節、である。

さて、ローズステークスは実力馬レッドディザイアに藤原3人娘やミクロコスモスらが挑むと言う春の勢力分布を踏襲した図式。その中で異彩といえば、交流ダート重賞を連勝してきた*ラヴェリータだろう。

*ラヴェリータの母Go Classic(6戦3勝)や祖母Seattle Classic(未勝利)は無名だが、その祖母は北米競馬史に名を残す名牝Dance Smartlyの半妹、アメリカでリーディングを獲ったSmart Strike(産駒にCurlinや*ブライクランアウト等)の半姉にあたる。Sky ClassicやRegal Classicらも近親に名を連ねる、いわずと知れたカナダの名門母系である。

ノースヒルズが2年前のキーンランドセプテンバーセールで購入した際の落札価格は$320,000だった。

*ラヴェリータ自身は芝に実績がなく、ローズステークスでは伏兵の域をでない立場だろうが、父のUnbridled's Songはイメージ以上に芝への適性を見せる種牡馬だ。同馬の産駒がこれまでにJRAで残した成績でいうと、実は勝率も連対率も芝>ダートという数字になっている。ただしこれもJRAでの実績においてだが、距離はマイルまでに良績が集まっていて、1800はギリギリの線だろうか。

幼駒時代、一度は日本人馬主(ロイヤルファーム)の手に渡りながら、当時の健康上の理由で買い戻されたという逸話を持つUnbridled's Songは、今やミスプロ父系の中でも勢いのある分岐の一つに発展している。本邦でそろそろG1級が出ても何ら不思議ではないし、陣営もこの芦毛の牝馬を非常に高く評価しているようだ。秋華賞というよりも来春のドバイを見据えている、といった報道もある。

いずれにせよ、ブエナ以外の有力馬がずらり揃ったここが、その名のとおり「真実」を試す一戦となることだけは間違いない。

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コメント

ローズS、レギュラーメンバー産駒のダイナマイトボディも出走するんですよね。
スーニは芝の壁に跳ね返されましたが、ラヴェリータやダイナマイトボディには頑張って欲しいものです。

投稿: 山 | 2009年9月18日 (金) 16時51分

レギュラーメンバー産駒となれば、山さん大注目ですよね!

相手が揃いましたが、どこまでやれるでしょうか。

投稿: りろんち | 2009年9月20日 (日) 11時37分

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