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Prominent Sire El Prado Dead

アメリカにおけるトップサイアーの1頭であるEl Pradoの訃報が飛び込んできた。享年20歳、供用されていたAdena Springsのパドックで心臓麻痺だったそうだ。

El Pradoは初めて北米に導入されたSadler's Wells直仔サイアーだった。死亡を伝える記事の中でAdenaのDermot Cartyは「スピードに富んでいる母系だし、馬体は筋骨隆々としてサドラーぽくなかった」と成功の要因を分析するが、同時に全くダートに実績もないサドラー系の購入が「大きな賭けだった」とも述懐している。

しかしその”賭け”は見事に花開き、El Pradoは見事アメリカでリーディングを獲得。最良の後継Medaglia D'Oroは初年度からRachel Alexandraを輩出して、今や最もホットな種牡馬となっている。

Adenaがもしクールモアからこの牡馬を購入しなかったら世界の血統地図は今と様相を異にしていただろうが、もうひとつEl Pradoには日本がらみの逸話があったりする。まだその名を授けられる前の2歳時、本邦の千代田牧場がアイルランドから購入を打診されていたそうだ。
もし来日していたらどうなったろう。日本の馬場で活躍できずに歴史に埋もれたか、あるいは*オペラハウスに先んじてサドラーの嚆矢となり、千代田の誇るオーハヤブサ系との間に名馬が生まれたか。

そんなことを夢想しながら、更けてゆく秋の夜である。

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