四番手の逆襲
オウケンブルースリが戴冠した菊花賞当日の第5レースだからちょうど1年前になる。評判馬が揃う新馬戦はシーズンに何戦かはあるものだが、その芝1800M戦はよくある「前評判だけ」ではなく、出走した馬たちのその後の活躍によって”伝説の新馬戦”と呼ばれるようになった。
レースを勝った3番人気アンライバルドは今年の皐月賞馬だ。
2着となった2番人気リーチザクラウンはダービー2着。
そして1番人気に推され、3着となったのが牝馬2冠のブエナビスタ。
あまりに豪華なワン・ツー・スリー。
このレースはリーチやブエナだけでなく、4番人気に推されたエイシンビートロンや5番人気のダノンイチローを始めとした出走馬たちもその後勝ちあがっており、結局未勝利に終わったのは最下位入線したファーエンドシュアだけ、という優秀さだ。
菊花賞はそのアンライバルドとリーチザクラウンが1年の時を経て再び京都の芝で覇を競う舞台になったわけだが、抽選を経て出走する上がり馬スリーロールスもまた、あの新馬戦に出走していた(4着に入線)1頭である。
スリーロールスは祖母が大井で東京プリンセス賞などを勝った活躍馬アコニットローマン(父*ブレヴェストローマン)で、そこに*ブライアンズタイム→ダンスインザダーク。字面上はダート寄りのもったりパワフルな印象。
しかし実際のところのロールスは芝のレースを33秒台の上がりでまとめていて、むしろキレ過ぎて3000という長丁場が不安になるようなくらいである。
これで2000超のレースを使っていればちょっと買ってみたいところだが・・
自分は予告どおりヤマニンウイスカーから。伏兵の域を出ないのは承知の上で、好位のインでロスなく立ち回る競馬ができれば、それほど人気上位組と差はないと思っている。
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