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成田大隅山路

触れないわけにはいかないなと思いながら、年末年始のバタバタで遅くなってしまった。昨年12月22日に亡くなった「ナリタ」「オースミ」で有名な山路秀則オーナーのことである。

山路氏といえばナリタブライアン、ナリタトップロードあたりが当然名が挙がるが、

今思い返してみると個性的な活躍馬が多かった。

名脇役オースミロッチ、ダート冷遇の時代に奮闘したナリタハヤブサ、13歳まで走ったオースミダイナー、香港カップに日本馬として初参戦したナリタチカラ。英愛ダービー馬*ジェネラスの半弟*オースミタイクーンは武幸四郎騎手にデビュー翌日の重賞勝利をもたらし、オースミジェットは全国の交流重賞を駆け巡り、オースミハルカは大物食いで名を馳せた。

そんな中で自分が最も印象的なのは、93年の皐月賞馬ナリタタイシンだろうか。

あわてず脚をためる(良くも悪くも)武豊ライドと、早逝の名種牡馬*リヴリアらしい鋭い切れ味とが相まった追い込み。早めに動いた人気馬を一気に飲み込んだ皐月賞だけでなく、トップハンデを背負ってキレイに差した目黒記念もまた印象深いレースではあった。

当時は意識しないなかったものの、後年タイシンの血統を見直してみると、Swaps≒Flower Bowl≒Abernantという*ラディガ牝馬タイシンリリイに、同じ組成(HyperionとSon-in-low)のHoneys Alibiを持つ*リヴリア。さすがに川上悦夫氏らしいコダワリが見えてきて、これまた渋いなあと。

惜しむらくはこのタイシンはじめブライアンもトプロも、種牡馬としては現役時のネームヴァリューに匹敵する結果を残せなかったことだ。だがファンの記憶に刻まれ語り継がれることが名馬の定義の一つだとすれば、ナリタ・オースミ軍団と山路氏は間違いなく、本邦競馬史に名を残す名馬とそのオーナーだったのである。

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