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ライトは2度、輝いた

’10新種牡馬プチ外伝 *ファンタスティックライト

ある意味、シルバーコレクターとして愛されていたステイゴールドの存在感を一番強く感じざるを得なかったのは、名手L・デットーリ騎手だったろう。ドバイシーマクラシックと香港ヴァーズ、2度にわたり目前としていた勝利をステイゴールドに鼻先でさらわれたのだから。

そのシーマクラシック2着馬が、ゴドルフィンの*ファンタスティックライト。前年のJCで3着となり、またドバイの後は愛チャンピオンSやブリーダーズCターフなどを勝って同年のワールドシリーズRCに優勝している。

*ファンタスティックライトは定番のNijinskyとBlushing Groomのニック。*ラムタラに代表されるように本邦では今ひとつ結果を出せていないこのニック持ち種牡馬であり、さらにKet to the Mintもあったりするわけで、結構重いよなあという字面ではある。その意味では、Nijinsky≒Red Godのもったりした要素をどういじるかが、配合上の腕の見せ所になってくるのだろう。

とはいえブラグルの中では米血が注入されたRahyであるし、海外での産駒もそこそこ走っているし種付け数も多いし、まあ大失敗はないという読みで。G1なら期待したいのは天皇賞(秋)馬か。典型的ホームランバッターではないけれども攻守好打、ただ助っ人なので日本に馴染めるかちょっと心配な3番ファースト。そんなイメージを持っている。

ところでワールドRCは2005年を最後に中止されている。今般の経済状況ではすんなりとスポンサーも付かないだろうし、再開の目処は立っていないようだ。

F-1のように世界を転戦するという発想そのものが陳腐と切り捨てるつもりはないものの、様々な価値観とそれに基づく異なるハード(競馬場)が並立している競馬の性質上、単にビッグレースを並べるだけで成功は難しかろう。レースの選定や検疫上のインセンティヴなどに工夫が期待されるところだが、このまま復活しなけれれば*ファンタスティックライトは唯一連覇した馬ということになる。それが「歴史に名を刻む」と言えるのかどうかは、唯一年月の流れだけが教えてくれることになろう。

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