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南から来た彗星

リクエストにお応えして、ではちょっとだけ外伝。

’10新種牡馬プチ外伝 *スニッツェル

最初に耳にしたときは何となくいい感じの馬名に聞こえたものだが、Snitzelつうのは肉に衣を付けて揚げた料理。要は「カツレツ」みたいなところになる。

それもオセアニアのトップサイアーたるRedoute's Choiceの直仔だから、日本で言えばサンデー産駒の珍名馬だろうか。まあトンカツだろうがカツレツだろうが、走ってくればそれはよい馬名に聞こえてくるから人間の耳(つうか脳)は不思議なものだ。

*スニッツェルに期待されるファクターはシンプルにスピードである。

短距離王国のオセアニアで王道を行くスピード血統、そして実際に1100MのG1ホース。クラシックホースを狙うタイプの種牡馬ではないが、勝率だったり短距離部門のタイトルだったり、そういうベクトルの期待は高い。

ちなみに南半球では一足先に*スニッツェルの初年度産駒がデビューしており、1月末時点で12頭出走→5頭が勝ちあがっている。まだ序盤戦とはいえオセアニア新種牡馬の暫定リーディングなのだから、まずは期待どおりのスタートダッシュというところだろう。

内野安打でも何でもとにかく出塁し、機動力でかき回すリードオフマン。今年のデビュー種牡馬陣の<1番セカンド>はこの馬を置いて他にはいまい。

ヨーロッパやオセアニアを席捲する天下の*デインヒル父系も今ひとつ本邦との相性がしっくりいかず、またダートではからっきしという弱点もある。しかしそこは、世界各国の料理文化を取り入れ、見事に自国民向けにアレンジしてしまう器用な日本人である。高カロリーのカツレツを、どうリメイクした料理が現れるのか楽しみである。

馬インフルの影響でオーストラリアから戻れずにシャトルが1年だけで終わってしまったのは残念だが、産駒の動き次第では再導入もありうるだろう。ちなみに自分も一口でスニっ仔(母ピノシェット)を持っていたりする。期待はもちろんスプリント重賞だ。

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