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夢か現か幻か

スプリングSを始めとして多くの注目レースがあった中、あえて取り上げてみるのはペルーサ。決して弱くはない、ある意味では今年のクラシック戦線のモノサシにもなろうかというヒルノダムール相手に、最後まで遊んでしまった若葉ステークスのレースには、ゾクッとするものを感じざるを得なかった。

移籍した北米でスピンスターSなどを勝った叔母Differentに代表されるように、ペルーサのボトムラインは代々アルゼンチンで発展してきた。BMSのCandy StripesはともかくとしてPropicioやSamosあたりのとなると、自分レベルでは知らない種牡馬だが、よくみればHyperionが濃いだけでなく、ドイツのTicinoだったりSon-in-lowだったりという重しがしっかり効いている。

SS後継陣の中でも特に米血が色濃いゼンノロブロイは、ヨーロッパ系の重厚さを母に求めるのが配合のキモになろうという見立てが血統屋さんの間でも多いが、南米経由という一ひねりがまたいい味を出している。

さて。「皐月賞は使わない。青葉賞からダービー」というのも藤澤センセの伝統芸として十分に想定できたから驚きはなかったのだが、これで青葉も楽勝となれば、大御所初のダービー制覇も現実味を帯びては来よう。

藤澤厩舎のこれまでのダービー候補といえば、一般的にはペルーサの父ロブロイやシンボリクリスエスなどの惜敗組の名が浮かぶのだろうが・・自分の中で幻のダービー馬は93年のクラシック世代のヤマトダマシイだ。

1月の新馬マイル戦を一気の差し切りで楽勝。トウカイテイオーに続く皇帝の後継者としての期待が高まり、2戦目となった平場2000M戦でも単勝1.7倍という圧倒的な人気に推されたが、4コーナー故障・競走中止・・仕方ないとわかっていても、「タラレバ」を今でも言いたくなる存在なのである。

ヤマトダマシイの経験が、果たして「春の中山では無理をさせない」という流儀をかの調教師の中に育てたのか。いずれにせよ、マラドーナの愛称を授かった栗毛の英駿が見せる華麗なドリブルが、5月の府中を沸かせるのは間違いないだろう。

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