Romarin dies in Brazil
来年のことを言うと鬼が笑うというなら、Sea the StarsとZarkavaの仔を語るれば悪魔が爆笑しそうだ。まあそれだけの注目を集める話題ということだが、同じ頃、地球のウラからはRomarinが息を引き取ったとの知らせも届いた。
ブラジルでダービーパウリスタ2着の後にアメリカでも重勝を勝ったRomarinは、近年の南米→北米という成功パターンの端緒ともなった馬。また父がSicamble系のItajara、ボトムラインにもSallustやSassafrasといった傍系が多く、欧米の主要血脈とは一線を画すマニア萌え血統でもあった。
同じ父のSiphonが種牡馬として失敗に終わっているのに比べればまずまずといったところで、地元ブラジルで7頭のG1ホースを産んでいる。BMSがすべて異なるというあたりがアウトブリードホースらしいところだろうか。
Sicambleといえばかつては*ムーティエ(タニノムーティエの父)や*ファラモンド(カブラヤオーの父)などが本邦にも強い影響力を与えた。近年でもタニノギムレットが母系にクロスを持つことで知られるが、父系としては*アマジックマンって何すか?という体である。
世界的にもおそらくこの父系がまともに継続している唯一の系統だろうか。
昨今欧米からの血の導入が著しい南米馬産界の中で、Romarinの後継たちがどこまでやれるかな、んー厳しいだろうなあ・・となかば自虐的に自問自答するMな血統好きである。
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