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素晴らしきかな伊達馬名

馬産界における伊達秀和氏の功績はさまざま挙げられるところではあるが、ウイットと見識に富んだその命名センスも秀逸だった。追悼の言葉に替え、自分が好きな伊達馬名ベスト5を選出したいと思う。

第5位 ラヴィエベル(1997年産)
フランス語で”人生は素晴らしい”の意味。自家生産のパーシャンフルートをアメリカに運び、Crafty Prospectorとの間に生まれた牝馬。

第4位 パッサカリア(1991年産)
Caerleonの持込で、重賞にも出走した。由来は3拍子を基本とする古い舞曲を意味する音楽形式(イタリア語)である。

第3位 トリスタン(1979年産)
ヨーロッパ宮廷に伝えられた恋愛譚「トリスタンとイゾルデ」から。シンプルイズベストだからこその馬名であり、冠が付いたら凡庸になろう。ちなみに相手のイゾルデも2001年産の牝馬に名付けられた。

第2位 ゴールデンソネット(1989年産)
本流*ソーダストリーム系の母に、サンシャイン牧場が始めてマルゼンスキーを付けて産まれた。2歳夏に2連勝し→長休明けで桜花賞に出走してきたとき、無理筋だと承知で買った思い出が。繁殖生活はアメリカで送り、目立った産駒は出ていないのが残念である。

第1位 ファンタスト(1975年産)
皐月賞馬にして、その年の夏に函館で急逝した悲劇の名馬。「夢想家」を意味するその馬名は後年ファンタストクラブに引き継がれた。この馬の現役時代は知らない自分だが、ファンタストを越えるような美しい響きを持つ馬には未だに出会えない。

これ以外にもプリモディーネやアローエクスプレスはもちろん、シュバリエ、ミオソチス、スケルツォなどお気に入り馬名は数多いから、選考は悩んだ。またデルフォイやローエングリーン、ゼファーといった後年の名馬と同名もしくは原型となるような命名も少なくない。

自分が一口出資馬に馬名応募するとき、いつも意識するのは伊達ホースたち。いつか伊達さんに負けない素敵な命名が出来たらと思う。

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