どうもゲイメセン。
倉見牧場のクラキンコも相当なアレだが、斜め上の度合いで言ったら扶桑牧場のミラーズボーイ→デリケートワンも負けてはいまい。自牧場の輸入牝馬*ミラーズラスに*ゲイメセンを付けてミラーズボーイ。そのミラーズを種牡馬にして、これまた自ら導入した牝系との間に産んだのがデリケートワン、である。
大井記念や埼玉新聞杯で2着といった成績を残したとは言え、そのデリケートワンをも種牡馬とするのだから、扶桑牧場のこの馬に対する想いというのは、正直部外者には窺い知れないものがあるのだろう。
で、そのデリケートワン産駒だが、豪快な負けっぷりが気持ちいい。先週土曜日の函館3Rに出走したヒビキクエストは12番人気の12着、3戦連続ドベとなった。JRAではこれまでデリケートワン産駒3頭(もちろん全て扶桑牧場産)がのべ8走していて、一ケタ着順はビオンボのデビュー戦12頭立て9着だけである。
ちなみに地方競馬では金沢で7勝したヒルノドンなどが出ている。
マイナー中のマイナー種牡馬といえようデリケートワンではあるが、まあこの馬の母系自体はLa Troienne直系というある意味アメリカの王道。またデリケートワンから見て叔母にあたる*ユキグニは早田牧場によって輸入され、エムアイブランやテイエムプリキュアの母フェリアードを産んだりしている。どんな意図や狙いがあって牝馬を導入し、あるいはこの父系を繋いでいるのか、中村オーナーのお話をちょっと聴いてみたい気がしてみたり。
でも最近のクラスタは、*ゲイメセン産駒がよく人気で飛んで「どうもゲイメセン」なんて遊ばれてたのも知らないよね。
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コメント
扶桑さんはずっと昔からお付き合いがあります。確か早田さんところと縁戚関係があって、ブライアンズタイムやマーベラスサンデーを付けていたような…。
ミラーズボーイなど、やはりオーナーの思い入れがあるのでしょうね。
マイナー種牡馬に光が当たるような活躍して欲しいです!ウチも頑張ります!
投稿: 山 | 2010年8月 7日 (土) 03時24分