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クラブ馬のお値打ち感、など

一口馬主クラブでもときおり1億円を超える募集馬にお目にかかることがあるが、このレベルになると重賞の一つや二つを勝つくらいの活躍をしないとなかなか元は取れない。そういう意味では2000万円前後が最もコスパがよいのでは?と感覚的に捉えていたが、ちょっくら調べてみることにした。

データとして用いたのはこちらの一口馬主DBに登録されている現4歳と5歳のクラブ馬うち、募集価格0円の馬を除いた1,352頭。

まず、そもそも素朴な疑問として、高馬はそれだけ賞金を稼いでいるのか?という点を検証してみた。

全馬の募集価格と獲得賞金総額(平成22年8月10日現在)との相関係数を計算したところ0.148であった。決して強く相関しているとは言えないものの、統計的には相関関係があり(検定では有意)、この数字をどう評価するかは正直迷うところ。まあランダムな100頭サンプルの分析でも一応は相関有意という結果が出たから、「募集価格と獲得賞金には正の相関の関係がありそうね」ということにしておこう。このあたり、統計学に明るい方からのご教示を期待しつつ。

かつてセレクトセールの落札額と獲得賞金の関係を調べたところほとんど相関がなかったという記事を読んだ記憶がある。これが正しいとすれば、値付けにさまざまな意地や感情が反映されやすいセリの落札価格より、クラブの価格設定の方がまだ信頼できるということか。

ちなみにクラブ別で調べると面白い結果が出ていて、一例を挙げると某総帥系クラブは募集価格と獲得賞金の相関が統計的にはほぼゼロという数字が出ている。

さて、次に募集価格帯別のコスパをみてみたい。

募集価格に対する回収率を計算したとのが以下のとおり。

 1億円以上 14.01%

 8000万~ 39.66%
 7000万~ 31.02%
 6000万~ 78.29%
 5000万~ 77.93%
 4000万~ 76.13%
 3000万~ 44.06%

 2500万~ 55.45%
 2000万~ 89.66%
 1500万~ 97.14%
 1000万~ 78.57%

 ~1000万 84.04%

こちらの数字は単純計算したものを適当に価格帯別に輪切りしただけ。頭数が多い1000万~3000万は500万円単位で切ってみた。

読み取り方次第でいろいろ意味は変わってはくるが、概観して7000万以上ゾーンはそれなりにリスキーというのと、1500万~2500万あたりのコスパがまずまず良い。この点は自分の経験則とさほど乖離はなかったかなーとは。

まあ牡牝別や東西別、クラブ別などで集計し、きちんと分析すればまた一味違った結果も出てきそうではあるので、今後の宿題にしようと。

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