« 果ての春雷 ~早田牧場85年略史④ | トップページ | 一筋のヒカリ »

収穫を待ちながら

サクセスブロッケン引退が報じられたのと同時に、ファイングレインの引退種牡馬入りという知らせも伝わってきた。具体的な状況はまだ審らかにはなってはいないものの、フランスに渡るということらしい。

ディヴァインライトの望外な成功も追い風となったか、フランスはサンデー産駒の導入に最も積極的な姿勢が見られる国の一つ。現在でもアグネスカミカゼやローゼンカバリー、ペールギュント、ミレニアムバイオ、レゴラスなどが彼地で種牡馬として稼動している。

昨年あたりからスランプに陥っていたとはいえ、高松宮記念を勝っているファイングレインだから、そんな中でも実績面では最上位と言えるだろう。

血統的には母*ミルグレインの全姉に*ピュアグレインがいる。*ピュアグレインは95年の愛オークスとヨークシャーオークスを勝ち、同年のJCにも来日した活躍馬だった(JCでは14着・勝ち馬はドイツの*ランド)。

フジキセキの4代母はMilan Millというが、同馬はMill Reefの母でもある。つまるところMill Reefを持つ繁殖にフジキセキを配すればこのMilan Millのクロスが生成されることになり、これがファイングレインの血統面での肝になっていよう。

この効果についてどうこう言う任にないが、08年のSouth Australian Derbyを勝ったZaritaや、フジキセキ産駒ではドバイシーマクラシックなどを勝った南アフリカの名牝Sun Qlassiqueも同じクロスを持っている。

ところでフランスに限らず世界中に散らばりつつあるサンデー仔の種牡馬だが、孫世代となるとまだ珍しい段階。自分が把握している限りではスウェーデンのDevil"s Drink(アグネスタキオン×シルクプリマドンナ)くらいで、そういう観点で言えば意外とファイングレインの動向というのは注目に値するのだろう。

以下蛇足だが、サンデー系の海外種牡馬をざっと復習していたら、ウインレジェンドがトルコからインドに移動していた。繋養しているDashmesh Stud Farmは、インド史上最強馬とも言われているElusive Pimperneを生産・所有していた名門のようだ。

|

« 果ての春雷 ~早田牧場85年略史④ | トップページ | 一筋のヒカリ »

馬*海外」カテゴリの記事

馬*血統」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/223066/50759397

この記事へのトラックバック一覧です: 収穫を待ちながら:

« 果ての春雷 ~早田牧場85年略史④ | トップページ | 一筋のヒカリ »