引き際と行く末
*キンシャサノキセキはボクシングファンからすれば「ああ、あれね」になるが、そうでなければ由来がよくわからない馬名ではあったのだろう。まあいろいろと見方はあるにせよ、種牡馬となるためにはよい引き際であったのは違いない。
周知のとおりキンシャサは父フジキセキがシャトルされている際にオーストラリアで生まれた外国産馬である。オセアニアのサンデーといえば、Racing and SportsのHPをツラツラ眺めていたところ、「産駒のタイムフォームのランク」で*サンデーサイレンスが歴代一位になっていた。
既出かもしれないが一応整理すると、これはオーストラリアとニュージーランドで出走した産駒のタイムフォームのレイティングを集計したもので、サンデー仔の中央値102というのは、*デインヒルやサドラーやRedoute's Choiceらを抑えてのトップということらしい(最高はKeep the Faith118)。
まあ分母が少ないという点が有利に働いてはいるのだろうが、それでもこの稀代のサイアーが彼地においても十二分な影響力を発揮し得たことを示唆しよう。
*キンシャサノキセキはスプリントでの重賞ウイナーだし、*グルームダンサーやLe Nain Jauneがいる母系もしっかりしているし、姪にあたるAbsolutely(父Redoute's Choice)も先日人気薄ながらAJCオークスを快勝したし、父に続いてオセアニアへのシャトルも面白いんではないかなーと素人ながらに思ったりもした。
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