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エプソムに帰ってきた

週末のエプソムで行われたイギリスのオークスとダービー。いずれのレースも勝ち馬のプロフィール見て「ああそうなんだ」と呟いてしまったのは、馴染みのある血統背景を持つ馬だったからだ。

土曜日のオークスを勝ったのはDancing Rain。ゴドルフィンのBlue Buntingや、泣く子も黙るUrban Sea一族のWonder of wondersといった人気馬を伏兵が破った形となった。

Dancing Rainは父Danehill Dancerに母がRain Flower。このRain FlowerはRose of Jerichoの娘である。

Rose of Jerichoは、英ダービーを勝ち日本で種牡馬としても活躍した*ドクターデヴィアスや、その弟で高松宮記念を勝った*シンコウキングを産んだ名牝だった。さらには2頭の妹Rose of Suzukaを「スズカ」の永井氏が輸入していて、そこからスズカフェニックスが生まれている。

つまりDancing Rainは*シンコウキングや*ドクターデヴィアスの姪、スズカフェニックスの従姉妹にあたる。

翌日曜日のダービー、外から差し切ったのはフランス調教馬のPour Moiだった。Montjeu×Darshaan牝馬で、3代母がRoyal Statuteである。

Royal Statuteはその枝葉を大きく広げた名繁殖として名が高い。*ヘクタープロテクター・Bosra Sham・*シャンハイの兄妹弟、Snow Bride(英オークス)→*ラムタラの親子などなど、その子孫には著名馬目白押しである。

日本にも種牡馬としての*ヘクタープロテクターや*ラムタラだけでなく、多くの競走馬や繁殖牝馬がこの母系から導入されてきた。イブキパーシヴだったりフェリシアなどもそれに名を連ねる。

またグランド牧場が持ってきた*グレートサクセスもそんな1頭だった。ヘクターやBosra Shamの半弟で父がNureyevというこの馬の血統を見た当時、そんな世界的な良血馬が本当に日本で走るのかいなと半信半疑だったことを覚えている。結果的には競走馬として36戦4勝、種牡馬としても活躍馬を出すことは叶わず、その名の通りの大きな成功を収めたとは言い難いが。

しかし今年のダービー、順調さを欠いたCarlton House(3着)の頑張りは見事だったし、2着に残ったTreasure Beachは勝ったかと思わせる大検討。そして19歳のバルザロナが駆るPour Moiの末脚・・迫力のある名勝負だったと思う。

ちなみにフランス調教馬の英ダービー制覇は*エンペリー以来35年ぶり。

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