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有馬を軽く回顧

中山の2500はこれまでも有馬記念で幾多の波乱を産んできたトリッキーなコースで、だから毎年どのような結果になっても不思議はないと思っている。純粋な最強馬決定戦とは少し趣を異にするそのカオスさがこのレースの魅力でもある。

とはいえ、今年の有馬は過去に例を見ないレース展開となった。勝ち時計は同日のグッドラックハンデ(1000万条件)よりも2秒7も遅い2分36秒0。ちなみにグッドラックHより遅い決着となったのは、CMに使われたオグリキャップ復活の90年、グラvsスペの99年に次いで3回目だ。

そしてそれ以上に異様なのは道中のラップ。JRAの公式を転記してみると

6.8-12.0-12.4-12.1-13.1-14.4-14.3-13.0-12.0-11.9-11.4-11.3-11.3

アーネストリーが先導したペースは1分3秒台の後半という超スロー、残り1600からの2ハロンがなんと14秒台に落ちている。手元にデータのある86年まで有馬を遡ってみたが、14秒というのは今まで出たことのない数字である。

個人的には佐藤哲三騎手らしからぬ騎乗だったように感じるし、他の古馬陣の騎手からも、オルフェを負かしに行くという気迫が今ひとつ感じられなかったのは残念だった。ペルーサが出ていたらまたアンカツが何かしてくれた気もするが。

まあこの時計はレースレベルに議論を生むところではあろうが、自分としてはむしろこの極端な流れにも対応し、33秒3の末脚でしっかりと勝ち切ったオルフェーヴルの可塑力には感心した。

心情的な本命だったブエナビスタは、流れ云々よりも、前走のJCで果たすべき使命を全うしたというところだろう。Goldikovaと同様、よくぞここまでトップを走り続けてきたと思う。お疲れ様、と心から労いたい。

エイシンフラッシュは折り合い次第で馬券圏内と読んでいたので、これは予想どおりだった。まあダービー馬同志の決着だったわけで。

有馬の幕が降りるのを待っていたかのように、中山には雪が降り始めた。現地観戦の皆さん、寒い中お疲れ様でした。

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