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4%のモテ男

秋に発表となった各スタリオンの種付け数は、相変わらず社台SSの一人勝ちという結果で、父系の観点から言うとサンデー父系の寡占にその他がどこまで食い込めるか、という構図になっている。

では太平洋を越えてアメリカの状況を概観してみよう、ということで。

今年9月にAJCへ報告が上がった分の数字となるが、11年の種付け頭数TOP20は次のとおりであった。

205 Congrats   
198 Giant's Causeway 
192 Bellamy Road   
191 Scat Daddy   
189 Henrythenavigator
182 Candy Ride (ARG)   
175 Malibu Moon    
165 Leroidesanimaux (BRZ)
161 Sharp Humor   
159 Bernardini     
158 Harlan's Holiday  
157 Tapit       
156 Lookin At Lucky
156 Medaglia d'Oro
155 Afleet Alex   
152 Warrior's Reward
149 Bluegrass Cat   
149 City Zip      
149 Quality Road  
149 Sky Mesa
149 Smart Strike

大まかに分類してみると、Northern Dancer系が7頭(うちStorm Catが4頭、サドラーが2、Danzigが1)。A.P.Indy系が5頭、ミスプロ8頭、ブラグル1頭である。

ちなみに2008年の数字を引っ張り出したら、父系ごとの趨勢にはさすがに大きな変化はないものの、個々の顔ぶれはだいぶ変わっている。08年と今年のいずれにおいても150頭以上の牝馬を集めたのは、Giant's CausewayとScat Daddyの2頭だけだった。

ところでアメリカも日本と同様、サラブレッド生産の規模は縮小のフェーズにあり、これまた3年前と比較すると、種牡馬数は2,643から1,935へ、種付け牝馬数も52,410から36,504へと約30%減少している。

100頭以上の牝馬を集めた”人気種牡馬”もまた08年の113頭から今年は86頭へと減少したが、人気を集める種牡馬の顔ぶれは変遷があったとしても、ピラミッドの形そのものは余り変化はないのだろう。全種牡馬に対する”人気種牡馬率”は4%代前半で推移しているのである。

そして全種付け牝馬頭数に対する”人気種牡馬の種付け牝馬頭数率”は約30%。
つまり選りすぐられて種牡馬となったうちのさらに上位4%のエリートが、全牝馬の30%に種付けするという選別淘汰の構図となっている。

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