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3コーナーで巡る想い

あの3コーナーでの出来事は、おそらく観る者の立ち位置や競馬観によって千差万別の感情と解釈とを生み出したように思う。オルフェーヴルの無事を安堵するファンがいれば、騎手と陣営の戦術眼を批判する意見があり、スリリングなレースで楽しかったと笑みを浮かべる者もいた。

自分は競走馬を御す技術については全くの素人であるし、陣営の仕上げ方や池添騎手の所作についてはテクニカルな面から批評することはできない。

ただ、オルフェーヴルが傑出した能力を持つのと同時に、狂気と紙一重の危うさを内包している競走馬であると認識していたし、常にそれを前提にレースを観たり馬券を買ったりしていた。だから外ラチに向かって行ったあの瞬間はさすがに状況が理解できず驚いたけれど、終わってみれば「オルフェーヴルのレース」だったなと妙な納得感もあったりしたのである。

積んでいるエンジンの排気量=速力だけではなく、フィジカルの強さや気性面、調教師の技量といった側面もまた、一頭の競走馬を構成する要素である。そういう意味で振り返れば、昨日の阪神においてはギュスターヴクライはオルフェーヴルよりも強かったと言うべき、そう個人的には思っている。

さて。それにしてもまあ、色々と想いが巡ったレースだった。

逸走という括りではサクラホクトオーの菊花賞。
レースを辞めてから再点火なら日本短波賞のマルゼンスキー。
何が起こったかわからないのなら DayjurがBCスプリントで見せたJump。

そしてオルフェーヴルが馬群に追いつくときの爆発力には、サッカーボーイの影が見えた。

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