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変わること、変わらないこと

競馬熱がすっかり醒めたというわけではなく、まあ単純に文章をひねり出すモチベーションが湧いてこないだけではあるのだけれど。

先週の日曜日、阪神競馬場に行ってきた。リハビリがてらに、簡単な遠征記。

大阪杯を現地で観たのは実に21年振りだ。

トウカイテイオーは色褪せない記憶なので、それほどの年月が経っている事実に現実感がない。

昼過ぎに到着した阪神競馬場、やはり豪華メンバーが揃っただけに、関西圏の非G1としては人出が多い様子。とはいえ府中・中山の土曜日程度ではあろうか。

目的は大阪杯ではなく、マーガレットSだった。キャロットクラブで今年出資している3歳馬4頭のうち3頭が同レースで走ることになった。一口馬の応援には殆ど行かない出不精だが、さすがにオープン3頭出しというのは今後経験できないだろう。

レースはゴール前のスタンドの片隅でひとり観ていた。

ローガンサファイアの末脚は、騎手も調教師も驚いたようだが、私もびっくりした。気持ちのよい勝ち方だった。

口取りの後、恒例なら記念撮影があったのだろうが、自分はスタンド裏手の馬頭観音に手を合わせて、静かに勝利を噛み締めた。

大喜びすればいいのに、まったく悪い癖は治らない。

ルミナスとクロムレックはまだこれからだろう。

それから久しぶりに会った年下の友人とオルフェーヴルの強さを見届け、阪急電車に揺られ、梅田で別れた。

21年前は京都に住んでいた同い年の親友と一緒だった。建設会社に就職した彼は今、どうしているだろうと思った。

その間に阪神競馬場は変わり、騎手の顔ぶれも変わり、走っている競走馬の血統も変わった。当たり前だ。

同じなのは大阪杯で本命馬が強さを誇示したこと、六甲山系の稜線。それに盟友と共に競馬を観て語る幸福だった。

では自分はどうだ?随分と変わった気もするし、まったく変わっていない気もする。

「ブラフマンの埋葬」を読みながら新幹線で東京に帰った。

マーガレットSのレースリプレイは勿体ない気がして、観られなかった。

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