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軽くレビューと言う名のリハビリ

谷底を歩いている時はまるで曇りガラスに囲われているようで、好きな牝系の血統表を眺めようが自分の出資馬が勝とうが、生々しい感情のカケラすら湧いてこなかった。このまま競馬もやめようかとすら思えるそんな時期はようやく通り過ぎつつあり、キングジョージを制したNovellistの配合にうっとりする程度には調子が戻ってきているようだ。

そんなわけで、リハビリがてら日曜の新馬ウイナーをちょっと。

函館の1800を逃げ切ったのはアメリカ産馬の*オールステイ。

父Cape Cross自身はマイラーだった。*タイキシャトルがジャックルマロワ賞に出走した際に、デットーリ鞍上のこの馬が最大のライバルだと踏んでレースを観ていたのが想い出深いが、種牡馬としてはSea The Starsや*ウイジャボードなどの中距離路線の大物も排出する名種牡馬になっている。

母系は祖母が*プリンセスオリビア。つまるところ母がFlower Alley(トラヴァーズS/種牡馬)の妹であり、トーセンラー&スピルバーグ兄弟の姉ということになる。

Goofedクロス持ちの*プリンセスオリビアに、Victory Gallopを配したのが母Floweretteで、そこにDanzig系のCape Cross。*オールステイは表面的にはアメリカンな味付けの料理に、Vaguely NobleやPark Appealが隠し味として効いているという一品であり、軽快さというよりも粘りとパワーの先行力が持ち味になってくるのだろう。今後もパワーが要る芝というのは持ち味が出せる舞台として注目したい。

新潟の1600はネオユニの牝馬ヴィスビーが穴を開けた。母の*アルヴィスはキャロットファームの持ち馬で、ダート短距離で3勝を挙げている。

3代母のVictorian QueenはE.P.テイラーのWindfieldsを3×3で持つ。自身もロングアイランドHなどを勝った活躍馬で、さらにWarとPeaceの”戦争と平和”兄弟、さらに*ジャッジアンジェルーチとG1馬を複数産んでいる名繁殖である。

ちなみに*ジャッジアンジェルーチは社台が鳴り物入りで導入したものの、種牡馬としては期待はずれ。競馬新聞の父欄に「ジャッジアンジェル」と見るだけで馬券から外していた記憶があったりする。

Victorian Queenにこれまたテイラー生産のStorm Birdを付けたヴィスビーの祖母Extraterrestralは、だからテイラー血脈の総決算といった趣である。

全く風味の異なる食材を合わせてみましたという感じの父と母で、ヴィスビーのお味は想像が難しいが、ネオユニ×ジャッジアンジェルーチ牝馬のフラアンジェリコのように、芝ダート兼用でしぶとく走るイメージか。

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