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ダート1400

土曜日のスバルSからメモ書き程度に。*ベストウォーリアのレコード駆けには及ばなかったものの、先行策から2着に粘ったのがウォータールルドだった。

父*ウォーターリーグ×母*ウォーターエナンという馬名からわかるように山岡良一オーナー所有馬同士の配合であるが、単なるオーナーの趣味と愛着の産物だけでなく、このルルドは意外とオモシロイ血統の持ち主でもある。

現役時は準オープンを勝つなど6勝をあげ、一億円近い賞金を稼いだ父の*ウォーターリーグは、*デヒアが輸入される前にアメリカで生まれた牡馬。ちょっと遡るが7代MasdaがBig RedことMan o'Warの全姉にあたり、4代母のSin Igualは、アメリカ3冠馬Assaultの全妹である。3代母MonoにはMan o'War≒Masdaの全姉弟クロスがあり、そこにMr Prospector→Halo→*デヒアとアメリカの血を重ねたのが、*ウォーターリーグ。

一方、母の*ウォーターエナンも、本邦輸入前の*ボストンハーバー産駒。エナンの母Scrapeはクレイボーンファーム出身、名馬にして名種牡馬*フォーティナイナーの全妹というバックボーンを持っている。

このようにウォータールルドは母系のRibot以外はほぼ米血で固められ、さらに父母が共にVice Regent、Mr Prospector、Secretariat≒Seattle Slew持ちという相似形。KYダービーの前哨戦で2着し穴人気に推されるが、本番では12着に沈んだ馬の血統だよと言われても違和感のない字面ではあろう。我ながらわかりにくい例えであるが。

ルルドがもし将来種牡馬入りしたら、ダイワメジャー牝馬あたりとの交配なんかを観てみたい。活躍の舞台はもちろんダート1400で。

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