樫山ブランド
サトノノブレスが重賞を賑わせたりドーベルの仔がクラブで募集されたり・・といった話題のあるメジロ牧場に比べ、同時期に幕を降ろしたオンワード牧場の存在感が薄いのは、遺産の質量を考えれば致し方ないとも言える。
とはいえ土曜の中山で勝ったレッドキャンティの血統表を眺めたりすれば、現役馬からオンワードの歴史を俯瞰することもまだまだ出来たりもする。
レッドキャンティは代々浦河のオンワード牧場で生産されてきた母系で、5代母のポピーオンワードはクイーンSなど6勝をあげた活躍馬。
ポピーオンワードに配された種牡馬オンワードガイもまたオンワード樫山氏の自家生産馬で、その父オンワードゼアは天皇賞(春)や有馬記念を勝った名馬である。
父オンワードガイ、母ポピーオンワードという同期の両親から生まれたオンワードイサベルは、引退後に*ハードツービートと交配されてオンワードコーリンを産んだ。
*ハードツービートは仏ダービーの直前に樫山氏が購買し、カネで栄誉を買ったとも揶揄されたのは知られた話である。このあたりは過去にも書いたことがあるので参照いただければ → 旗印は"Onward"
82年生まれのオンワードコーリン自身は北関東で走った無名の牝馬ではあったものの、いわば樫山ブランドの総集編とも言うべき血統の持ち主といえよう。そしてこの80年台前半までが、オンワードが最も輝いていた時代でもあった。
ちなみにコーリンは5代アウト配合だが、母がHyperion4×5。自身はUmidwar4×6や*プリメロ≒Harinaの全兄妹5×6などでBlandfordを6本引いている。
勝ち馬にこんなボトムラインを見つけると、ついついほじくってしまうのは、自分の昔からの悪い癖だ。
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コメント
「旗印は"Onward" 」のリンク先、httpのあとに「:」が抜けてますよ
投稿: | 2014年3月11日 (火) 07時38分