桜花賞
普段は出資馬応援的なエントリはあまり書かないのですが、流石に40口でクラシックとなるともう二度とない経験でしょうから、メモも兼ねて簡単に。
桜花賞はなぜかあまり現地に行く機会がなく、調べてみたら*ニシノフラワーの92年以来。今年はその*ニシノフラワーの孫が出走し、当時騎乗していた騎手で現役なのは武豊だけですから、自分も歳をとるわけです。
昼過ぎに仁川に到着。週中は降雨が予想されていたが何とか持ちそうな曇天です。馬頭観音にお参りして適当に場内をフラついてから、友人と待ち合わせて宝塚カレー。ピクシープリンセスの配合相手をソラで論じながら笑いあえる彼女は貴重な同志です。その後は適当にレース観たり、かつてアイコンを描いていただいた方にご挨拶に伺ったり。
馬体重が発表されてパドックに向かうと、さすがに人は多いですが、関東G1の混みように慣らされているためかさほどの圧迫感を感じないのはありがたい。
桜花賞の出走馬が現れる。マーブルカテドラルはマイナス6㎏、たてがみをキレイに編みこんでおしゃれをしています。落ち着いて周回できているのはJFの経験ゆえでしょう。
本馬場入場に合わせてスタンドに移動して返し馬から発走を待ちます。待ったはずですがこの間の20分ほど、何だかふわふわした感じで記憶が定かじゃないですね。雲上の心持ちってこんなかな。
ファンファーレが鳴り響きゲートインが始まると、体中の細胞が液状化してくるような感覚が。となりで中山メインのスギノエンデバーを熱く語る人が気持ちを緩めてくれなければ、失禁していたかもしれないくらい。
レースはご覧のとおり。ハープスターとともに大外から脚を伸ばしてくるのが見えた残り300あたり、叫ぼうとしたけれど手先がジンジンと痺れて、声が出ませんでした。
ハープスターとはこれで3戦して、0.5秒差、0.4秒差、0.5秒差。力差を厳然と見せつけられた敗北ではありますが、それと同時に世代のトップから2馬身ちょっとの位置にいるというのは凄いことです。強い調教が課せない中で、陣営も騎手もさまざま工夫してきたんだろうなと思うと、感謝しかありません。
この世代のキャロットは、最優先をグレナディアーズとハープスターで最後まで迷い、前者を選択したんですよね。これもまた競馬の愉しみです。
最終レース後、友人と再開を約束して別れ、別のフォロワさんたちと合流して梅田で食事。消えた騎手談義で盛り上がり、一日が終わりました。
月曜は気持ちのよい陽光の中、中之島公園を散歩し、前夜教えていただいたベーカリーでブランチ。阪急百貨店の職人展で萬古焼の急須を買い、東京に帰りました。
とまあ、ざっくりかつ淡々と書いてきましたが、久々に血が沸騰するような感覚を味わい、久しぶりの方々にも会え、とても気持ち良い時間が過ごせました。
たまには現地で見るもんですね。
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