シゲルサラダ
よし、サラダを作ろう。
「シゲル」「ブルベア」軍団の勝ち上がった野菜を使ってサラダを作ろうと思い立ったのは、単なる気の迷いです。真夏の暑さのせいとも言います。運が良ければ10種類くらいの具材で楽しめるかな。そう思っていた私が、後にG1よりも出資馬よりも野菜たちの走りに一喜一憂するとは予想だにしなかったわけです。要はシゲルとブルベアを舐めていたのです。
9月。ブルベアジネンジョがようやく阪神で勝ち上がりました。初勝利が自然薯ですからね、この時点でイヤな予感はしました。健康によさそうですが、サラダの具材としてはいきなりトリッキーなところを攻めてきやがります。
11月。3日にブルベアルッコラが、続いて19日にシゲルホウレンソウが勝ちました。念願の葉野菜。これで自然薯を切って並べるだけというサラダ界を揺るがす不祥事は避けられた、よかったと、勝浦騎手に両手を合わせて感謝したのはここだけの話にしておいてください。
しかしその後が続きません。個人的には食感を考えてゴボウやレンコンあたりを期待したのですが、勝ち上がれる気配がありません。頑張れよ根菜類。密かに期待していたヤングコーンに至っては出走すらままならず、この頃には「森中様、なんでもいいから具材ください」という節操のないシゲラーになっていました。
12月。とにかく勝てません。2歳チャンピオンが決まり、中山大障害も有馬記念も終わったのに勝てません。そして自然薯とルッコラとほうれん草だけの寂しいプレートを覚悟した開催最終日、ブルベアブロッコリが勝ち上がりました。それを知って、職場で私がサブちゃんばりに両手を上げて喜んだのは言うまでもありません。キタサンブラックに感謝している場合じゃないのです。ありがとう加藤祥太なのです。
ブロッコリ。ブロッコリ。繰り返し声に出すと、最後の「コリ」の部分が愛おしく感じるので、気持ちを落ち着けたいときにオススメです。
そして某フォロワに地方でも勝ってるよと教えてもらい、調べてみると、11月にシゲルソラマメが、12月にもシゲルカボチャがいずれも佐賀で勝ち星を上げているではありませんか。特にカボチャは、緑一色だったサラダに天が与えし希望の彩りです。緑黄色野菜農家と佐賀には足を向けて寝られません。
自然薯、ルッコラ、ほうれん草、ブロッコリー、そら豆、カボチャ。いい感じです。
さっそく近所のスーパーを巡って具材を揃えます。ほうれん草は生で食べられるサラダほうれん草、自然薯は店頭に無かったため、代打・長芋選手。
ほうれん草とルッコラは洗って食べやすい大きさに切ります。長芋は大きめの短冊に切り、ブロッコリーとそら豆とカボチャは軽くオリーブオイルと塩コショウを振ってからグリルで焼いておきます。
ボウルに盛り付けて、市販のオニオン風味ドレッシングをかけて完成です。
感想。それぞれの野菜は美味しくいただけたのですが、強いて言えば具材の組み合わせとしては微妙です。そら豆じゃなくスナップエンドウがよかったので、次回はシゲルスナプエンドでお願いします。あと自然薯はすりおろしてゴハンに乗せる方がいいです。次回はブルベアハクマイもお願いします。ごちそうさまでした。
今年のシゲル軍団のテーマは宝石のようですので、どなたかチャレンジしてみてください。そしてくだらいないエントリをここまで読んでくれたみなさま、今年もよろしくお願いします。
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